47NEWS >  47特集 >  日本酒 津々浦々 >  【3089】酔鯨 特別純米(すいげい) 【高知】

日本酒 津々浦々

17年10月11日 17:49


【3089】酔鯨 特別純米(すいげい) 【高知】

高知県高知市 酔鯨酒造
高知県高知市 酔鯨酒造

【B居酒屋にて 全7回の③】

 ひょんなことから隣家の住人とそのルームメートと飲むことになった。わたくしを含むこの3人は共同浴場仲間なのだ。これにわたくしの酒友を加え、4人で、なじみのB居酒屋で飲んだ。隣家の住人とルームメートは、清酒はあまり得意でないようで、ハイボールやビール。清酒はもっぱら、わたくしと酒友が飲んだ。

「長陽福娘 辛口純米 山田錦」「あぶくま 純米吟醸 雄町」と飲み進め、3番目に選んだのは「酔鯨 特別純米」だった。「酔鯨」は飲む機会が多い酒で、これまで8種類を当連載で紹介している。クラスが同じ「酔鯨 特別純米」(当連載【2282】)も飲んでいるがラベルがまったく違う。中身は同じかもしれないが、せっかくだから、今回の鯨ラベルの特別純米も紹介してみる。

 そもそもわたくしは「酔鯨」に好印象を持っている。とくに「酔鯨 純米吟醸 吟寿」(当連載【58】)は、わたくしの舌と抜群の相性。「吟寿」の、適度な旨みと、柑橘系のわやかな風味と酸が演出する飲み口は、わたくしの心をとらえて離さない。さて、今回の特別純米はどうか。

 柑橘系の酸が立ち、すっきり、さっぱり、さわやか感のある飲み口。旨みは適度かややすくなめ。余韻は辛みと苦み。きれいな酒質。淡麗で酸が立っているので、全く飲み飽きしない。これはいい。食中酒に最適なお酒だとおもった。

 蔵のホームページはこの酒を以下のように紹介している。

「毎日の晩酌に合わせて頂ける食中酒を目指して醸しました。素材の良さを引き出す為に精米歩合は55%まで磨きました。香りはあくまで控えめに、酔鯨特有の酸味があり、幅があるのにキレがある純米酒に仕上がりました」

 ラベルの表示は「原料米はすべて国産、精米歩合55%」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 酒名「酔鯨」の由来は、コトバンクによると「幕末の土佐藩主・山内容堂の雅号『鯨海酔侯』にちなみ命名」。



高知 | 2017/10/11 | 17:49 | コメント (0) | コメントを書くコメント一覧 |


地方新聞社元記者。唎酒師。本籍・住所・年齢不詳。性別は男。飲んだことのない酒を飲むことと、ぬる燗が趣味。燗つけ器を、なじみの居酒屋に置いて、燗酒を楽しんでいる。酒席での「とりあえずビール」は、ビールにも酒にも失礼だ、といきなり酒を飲み始める。酸味のある濃い酒を好む。毎年、500種類以上の酒を飲んでいる。







     *コメントがページに反映するまで10分ほどかかることがあります