47NEWS >  47特集 >  日本酒 津々浦々 >  【3079】越後府 特別純米(えちごふ) 【新潟】

日本酒 津々浦々

17年10月06日 13:06


【3079】越後府 特別純米(えちごふ) 【新潟】

新潟県阿賀野市 白龍酒造
新潟県阿賀野市 白龍酒造

【デパートで購入 全3回の①】

 デパートで「新潟の酒フェア」を開いているというので、出掛けてみた。新潟県は、蔵数が一番多い県。日本全蔵の酒を飲んでみることを目標にしているわたくしとしては、初めての蔵の酒をゲットするチャンスだ。

 期待して出掛けてみたところ、55蔵の酒が並んでいた。新潟県全蔵のおよそ6割に相当する数だ。その中から、わたくしにとっての初蔵酒が3種類あったので、さっそく購入。自宅に帰り、すぐに「越後府 特別純米」を飲んでみた。すなわち冷やさず、室温の状態で飲んだ。推定温度は25℃。常温と日向燗の中間だ。さて、いただいてみる。

 甘い! これが第一印象。ふくよかで、酸があり、旨みたっぷり。余韻は辛みと苦みが長く続く。昭和レトロ的熟成感的香味を上立ち香で予感し、含み香でちゃんと感じる。芳醇。最近、昭和レトロ的熟成感的香味がこれほど出る酒は飲んでいなかったので、すこし驚く。しっかりとした味わい。中でも、甘みが一番出ている。中盤から余韻にかけては辛みが顔を出し、味の主流となる。この辛みが、力強い味わいにしている。酸は最初に感じたが、飲み進めていくうちに、あまり感じなくなる。

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように説明している。

「『越後府』は新潟県政発祥の地である。地元の農家、JAの皆さんと高品質の酒米を目指して栽培を研究し、手塩にかけて育てた酒米『五百万石』を100%使用した純米酒です」

 また、蔵のホームページはこの酒を以下のように説明している。

「旧水原町(現在は阿賀野市)は、江戸時代は幕府の天領で『越後府』が置かれ、明治維新後の廃藩置県の際には新潟県の前身である『水原県』として県庁が置かれた、歴史と伝統のある町です。その『越後府』の名を持つこの酒は、地元への愛着とこだわりを持って地元水原の農家、農協の皆さんと高品質の酒米を目指して栽培方法を研究し、手塩にかけて育てた酒米『五百万石』を100%使用して醸した特別な純米酒です」

 瓶の裏ラベルの表示は「原料米 五百万石100%使用、精米歩合55%、辛口」。

 この蔵の主銘柄は「白龍」。その由来について、蔵のホームページは以下のように説明している。「船にかかわる家業に携わってきた末裔として、海の神様をあらわす“龍”の文字を入れ、この地での繁栄を祈って『白龍酒造』と名づけました」



新潟 | 2017/10/06 | 13:06 | コメント (0) | コメントを書くコメント一覧 |


地方新聞社元記者。唎酒師。本籍・住所・年齢不詳。性別は男。飲んだことのない酒を飲むことと、ぬる燗が趣味。燗つけ器を、なじみの居酒屋に置いて、燗酒を楽しんでいる。酒席での「とりあえずビール」は、ビールにも酒にも失礼だ、といきなり酒を飲み始める。酸味のある濃い酒を好む。毎年、500種類以上の酒を飲んでいる。







     *コメントがページに反映するまで10分ほどかかることがあります