47NEWS >  47特集 >  日本酒 津々浦々 >  【3078】鷹来屋 華鷹 純米吟醸 大分三井(たかきや はなたか) 【大分】

日本酒 津々浦々

17年10月06日 00:04


【3078】鷹来屋 華鷹 純米吟醸 大分三井(たかきや はなたか) 【大分】

大分県豊後大野市 浜嶋酒造
大分県豊後大野市 浜嶋酒造

 夕方、近所のうなぎ屋へ。ここのお酒は定番の地酒3種類だが、店主が酒好きで、メニュー外の酒を複数種類、厨房の冷蔵庫に確保している。この“隠し酒”が楽しみで、わたくしはいつも「店主のおすすめを」と酒を注文している。

 仲居さんが今回持ってきた酒は「鷹来屋 華鷹 純米吟醸 大分三井」だった。「鷹来屋」は割と目にするお酒で、わたくしは4種類飲んだことがあり、当連載でその4種類を紹介している。店主は、てっきりわたくしが知らない銘柄だとおもってたみたいで、平然と「何種類か飲んだことがあるよ」と言ったら、ひどくがっかりしていた。しかし、今回の酒は初めて飲むので、ありがたくいただいてみる。

 甘みと旨みが、まず来る。甘みの立つ旨口酒で、酸がほとんど感じられない。わたくし個人的にはもすこし酸がほしいところだ。やわらか、ふくよか。余韻はわずかな苦み。全体としては、しっかりとした味わい。上立ち香の吟醸香はほのかだが、含むと吟醸香が適度にふくらみ、ややフルーティーな味わいのお酒だった。

 瓶の裏ラベルの表示は「原料米 大分三井80%、山田錦20%。精米歩合55%。酒質 旨口」。

 蔵のホームページはこの酒を以下のように紹介している。「酵母は華やかな香りが特徴の、協会の1801酵母を使用し、少し香りの高い旨口のお酒に仕上がっています。パッションフルーツを思わせるような甘く、美味しいと思わせるお酒です。冷やがオススメです」

「松山三井」という酒米はよく目にするが、「大分三井」は初めて見たような気がする。「大分三井」について、ウィキペディアは以下のように説明している。

「大分三井120号(おおいたみい)は、大分県で開発されたイネの栽培品種のひとつである。通称、大分三井。1925年(大正14年)に開発され、かつては大分県全域で栽培されていたが、昭和40年代以降に姿を消した。しかし、2009年(平成21年)に復活し、主に酒米として日本酒醸造に用いられている。酒米としての歴史は浅いが、評価の高い酒米『松山三井』の親系統であることから、酒米として優れた性質が期待されている。
 1908年(明治41年)に、福岡県三井郡の白葉枯病試験地で栽培されていた『神力』と『愛国』の雑種第二代の個体を持ち帰った三井郡の篤農家が、自分の圃場で選抜による品種改良を行い、生まれた品種を『三井神力』と名付けた。この品種は後に『三井』の通称で呼ばれるようになった。
 大分県農業試験場では、1919年(大正8年)に『三井』の品種改良を始め、耐病性や品質にすぐれ、脱粒しにくい系統を分離して固定種とし、1925年(大正14年)に『大分三井120号』が生まれた」

 酒名「鷹来屋」の由来について、蔵のホームページは以下のように説明している。「明治22年〈1889年〉初代浜嶋百太郎が緒方町下自在において造り酒屋を創業。当時鷹が浜嶋家によく飛来してきていたことから、屋号を『鷹来屋』とする」



大分 | 2017/10/06 | 00:04 | コメント (0) | コメントを書くコメント一覧 |


地方新聞社元記者。唎酒師。本籍・住所・年齢不詳。性別は男。飲んだことのない酒を飲むことと、ぬる燗が趣味。燗つけ器を、なじみの居酒屋に置いて、燗酒を楽しんでいる。酒席での「とりあえずビール」は、ビールにも酒にも失礼だ、といきなり酒を飲み始める。酸味のある濃い酒を好む。毎年、500種類以上の酒を飲んでいる。







     *コメントがページに反映するまで10分ほどかかることがあります