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日本酒 津々浦々

17年10月04日 09:29


【3076】会州一 特別純米 夢の香 無濾過生詰原酒(かいしゅういち」) 【福島】

福島県会津若松市 山口合名
福島県会津若松市 山口合名

【Z料理店にて 全3回の③完】

 夕方、ふらりと近所のZ料理店へ。ここの店主は、わたくしが飲んだことがないだろう酒を用意してくれるから、月に1回は訪れ、その厚意に報いなければならない。店主としても、わたくしに餌を与え、定期的に訪れるように、との深慮遠謀。それが見え見えなのが楽しい。

 今回、わたくしが飲んだことがない酒は3種類あった。その中から「鮎 純米吟醸 雪中貯蔵」「福鶴 ふくく 生酛純米大吟醸 生原酒」と飲みい進め、最後3番目に選択したのは「会州一 特別純米 夢の香 無濾過生詰原酒」だった。

「会州一」はこれまで、「会州一 純米吟醸 生詰め原酒」(当連載【1312】)と「会州一 ひやおろし 特別純米 原酒 生詰め」(当連載【2313】)をいただいたことがある。今回の酒はどうか。

 やや辛口で、この辛みが旨みを伴う。すっきりしたタッチだが、しっかりとした味わい。酸が立ち、中盤から余韻は辛みと酸。酸と辛みが良く、力強くて旨酸っぱい味わい。力強いけど、きれいな飲み口のお酒だった。すっきりした、飲み飽きしないタイプのお酒なので、食中酒に向いている、とおもう。

 酒蛙「考えてみれば、店によく『会州一』を置いているね。なぜ?」
 店主「俺が好きだから。オーソドックスな味わいだね」

 カウンターを隔て、こんな会話を店主としながら「会州一」をいただいた。

 瓶の裏ラベルはこの酒を「原料米は会津産『夢の香』100%。地元にこだわった逸品で、春先に濾過せず火入れ一回の純米原酒です」と紹介している。

 裏ラベルの表示は「原料米 夢の香100% 精米歩合55%、アルコール分16度、うつくしま夢酵母」。

「夢の香」(ゆめのかおり)は、福島県農業試験場が1991年、母「八反錦1号」と父「出羽燦々」を交配、育成と選抜を繰り返し品種を固定。2000年に命名、2003年に種苗法登録された酒造好適米だ。

「うつくしま酵母」について、ウィキペディアでは、以下のように説明している。

「福島県は、1991年(平成3年)より県のイメージアップ事業で使用するため『うつくしま、ふくしま。』を使用している。これはコピーライターの眞木準の手により提示されたキャッチコピーである。眞木の説明によると、その由来は「古語の『うつくし』は日本の原風景を残した福島に似合っており、『しま』は県土の形がオーストラリア大陸に似ていることから考えた」ものとされる。同年11月27日に福島県で採用が決定した」



福島 | 2017/10/04 | 09:29 | コメント (0) | コメントを書くコメント一覧 |


地方新聞社元記者。唎酒師。本籍・住所・年齢不詳。性別は男。飲んだことのない酒を飲むことと、ぬる燗が趣味。燗つけ器を、なじみの居酒屋に置いて、燗酒を楽しんでいる。酒席での「とりあえずビール」は、ビールにも酒にも失礼だ、といきなり酒を飲み始める。酸味のある濃い酒を好む。毎年、500種類以上の酒を飲んでいる。







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