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日本酒 津々浦々

17年09月26日 23:15


【3070】望 bo: 生酛純米 無濾過瓶燗火入れ 秋田酒こまち(ぼー) 【栃木】

栃木県芳賀郡益子町 外池酒造店
栃木県芳賀郡益子町 外池酒造店

【日本酒研究会月例会 全6回の③】

 異業種の酒飲み人が月1回、M居酒屋に集う日本酒研究会。研究会とは名ばかりで、単なる飲み会。ちょっとカッコつけて研究会だ。今回は前回同様、S、KO、Fが仕事のため欠席、4人での例会となった。

 店主が「勿来の関 純米」「若清水 純米吟醸」に続き、3番目に持ってきたのは「望 bo: 生酛純米 無濾過瓶燗火入れ 秋田酒こまち」だった。「望 bo:」は以前、同じM居酒屋で「望 bo: 純米吟醸 生原酒」(当連載【2169】)を飲んだことがある。M居酒屋の店主は、「望 bo:」がお気に入りなのだろう。さて、今回の酒をいただいてみる。

 酒蛙「おおおっ! 酸っぱい」
 H 「うん、最初から酸が来る」
 T 「個性的なお酒だ」
 KI「何かが足りないような気がする」
 酒蛙「酸は強いが、甘みが感じられる。厚みは中庸か、やや軽め。きれいな酒質だ」
 T 「セメダイン香(ベンゼン環芳香族系の芳香)がすこしある」
 酒蛙「いや、セメダイン香はいない」
 H 「冷え加減がいいなあ」
 T 「コクが足りないかな」
 酒蛙「たしかに。旨み(コク)がやや少ない。とにかく酸っぱい。白ワインから甘みを除いたイメージ。余韻は苦み。旨みがやや少ないので、軽快な飲み口になっている。夏に飲む酒としては、これはこれでいい」
 T 「飲み飽きしない酒だ」
 酒蛙「うん、その通り。俺、この酒、好きだ」
 H 「ずっと飲んでいても、変わらず酸っぱいね」

 瓶のラベルの表示は「全量秋田酒こまち使用、精米歩合65%」。ラベルはこの酒を以下のように紹介している。

「2年目を迎える生酛仕込みは酒米に秋田酒こまちを使用し、米洗いからじっくり約2か月以上の時間を掛け丁寧に醸しました。生酛特有の酸味と秋田酒こまちの旨みの調和をお楽しみください」

 蔵のホームページは「bo: 純米吟醸 瓶燗火入れ SAKE COMPETITION2016 純米吟醸部門第2位受賞」と紹介している。

 酒名「望 bo:」の由来とコンセプトについて、蔵のホームページは以下のように説明している。

「『望』は、爪先立って遠くに目をやることで、嗜好品としての日本酒、文化としての日本酒など明日の日本酒への挑戦として立ち上げた新コンセプトの日本酒ブランド。遥か遠くを見渡せるような、すがすがしい透明感と、淡麗かつ芳醇なまあるい甘みがクセになる美味しさは、きっと誰もが気に入ってくれるはず。また、ルビの『bo:』(ぼう)は『buono(美味しい)』という意味にも。そして、ラベルの書は、墨の魔術師と呼ばれ、東洋の伝統的書法である“墨”芸術の書を基盤として、最もそれを現代的に表現する日本でも唯一の作家である金田石城さんに書いていただきました」

 この蔵の主銘柄は「燦爛」(さんらん)。その由来についてコトバンクは「酒名は、飲む人が生き生きと光り輝いてもらいたいとの願いを込めて命名」と説明している。



栃木 | 2017/09/26 | 23:15 | コメント (0) | コメントを書くコメント一覧 |


地方新聞社元記者。唎酒師。本籍・住所・年齢不詳。性別は男。飲んだことのない酒を飲むことと、ぬる燗が趣味。燗つけ器を、なじみの居酒屋に置いて、燗酒を楽しんでいる。酒席での「とりあえずビール」は、ビールにも酒にも失礼だ、といきなり酒を飲み始める。酸味のある濃い酒を好む。毎年、500種類以上の酒を飲んでいる。







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