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日本酒 津々浦々

17年09月14日 17:12


【3059】自然郷 純米 わら(しぜんごう) 【福島】

福島県西白河郡矢吹町 大木代吉本店
福島県西白河郡矢吹町 大木代吉本店

【H居酒屋にて 全3回の②】

 異業種の仲間と山の会をつくっている。登れば必ずH居酒屋で反省会を開く。反省会とはすなわち飲み会のことだ。飲むために登っている感もあるほど、きちんと飲んでいる。

 その飲み会のとき、わたくしが飲んだことがない蔵の酒を持ち寄るのが、いつのころからかの“お約束”になっている。今回の初蔵酒は2種類だった。まずいただいたのは「太平記の里 特別純米」。

 次にいただいたのは「自然郷 純米 わら」。メンバーは「これは蛙さんにとっての初蔵酒です」と自信満々持ち込んだが、タッチの差で初蔵酒ではなかった。これより半月ほど前、ここH居酒屋の店主が「蛙さんにとっての初蔵酒を入れました」と、「自然郷 夏 純米 芳醇純米 無濾過」(当連載【2991】)と「自然郷 特別純米 BIO」(当連載【2992】)を入れたばかりだったのだ。期せずして両者「自然郷」に着眼するとは、なんたる偶然! さて、いただいてみる。

 酒蛙「甘みと酸味が出ており、余韻は苦み。どことなく素朴で懐かしい味わい。しっかりした味わいだが、飲み飽きしない酒質だ」
 T 「おいしい酒だ」
 A 「これは美味しい」
 酒蛙「ふくよか、やわらか、おだやかな酒質で、とくに酸がいい。辛みも背景にある。キレが良い。甘旨酸っぱい味わいで、おいしい」

 瓶をくるんでいる“わら”に付いているラベルは、この蔵のコンセプトを以下のように紹介している。

「自然郷ハ阿武隈川ノ源流、那須連山ノ山アイデ育クマレタ契約栽培米ガ原料デス。添加物ヲ一切使用シナイデ造ラレタ長期低温醸造法ノ純米酒デス。敬白」

 ラベルの表示は「原材料名 米(国産)、米麹(国産米)、精米歩合60%」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 酒名「自然郷」の由来について、コトバンクは、「酒名は『有機農法米を原料に添加物を使用せずに造った酒』の意で命名」と説明している。



福島 | 2017/09/14 | 17:12 | コメント (0) | コメントを書くコメント一覧 |


地方新聞社元記者。唎酒師。本籍・住所・年齢不詳。性別は男。飲んだことのない酒を飲むことと、ぬる燗が趣味。燗つけ器を、なじみの居酒屋に置いて、燗酒を楽しんでいる。酒席での「とりあえずビール」は、ビールにも酒にも失礼だ、といきなり酒を飲み始める。酸味のある濃い酒を好む。毎年、500種類以上の酒を飲んでいる。







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