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日本酒 津々浦々

17年09月07日 01:14


【3053】まんさくの花 吟醸原酒 かち割り氷で美味しい 【秋田】

秋田県横手市 日の丸醸造
秋田県横手市 日の丸醸造

【B居酒屋にて 全4回の③】

 山仲間6人で、B居酒屋で飲んだ。目的は2つ。まず、飲むこと。そして、精密採点カラオケを競うこと。その会場はB居酒屋とNスナックと決まっている。なにしろこの両店は、歩いて1分の距離。

「豊明 夏 純米吟醸 紫陽花 生酒」「出雲富士 特別純米 本生原酒 夏雲」と飲み進め、3番目にいただいたのは「まんさくの花 吟醸原酒 かち割り氷で美味しい」だった。

 日の丸醸造のお酒は、とにかく飲む機会が多く、当連載ではトップクラスの18種類を取り上げている。かき氷屋をおもわせるド派手なラベルのこの酒を飲むのは、もちろん初めてだ。

 まずはストレートで。甘旨酸っぱい。濃醇。非常に濃醇。とにかく濃醇。これが第一印象。夏酒というと低アルコールのさっぱりすっきりした酒質のものが主流だが、この夏酒は真逆。酒名の副題のように、かち割り氷、すなわちロックで飲めばちょうど良くなり、しかもキンキンに冷えているので夏に最適、という狙いなのだろう。甘・旨・酸のうち、とくに酸が良い。乳酸っぽい酸である。飲み進めていくと、辛みがかなり出てくる。余韻は辛み。裏ラベルを見たら、酒度が+10の超辛口酒だった。知らないで飲んでいた。

 次に、オススメ通り、ロックでいただいてみる。なんとまあ、上立ち香がサイダーのように感じる。大変身だ。びっくりだ。当然のことながら甘みが引っ込み、代わって酸が出てくる。余韻も酸。なかなかさわやかな飲み口のお酒となった。ストレートは、やや飲みにくかったが、ロックは非常に飲みやすかった。

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。

「かち割り氷で美味しい夏の吟醸酒。
ロックで愉しむ『まんさくの花』夏の季節限定酒です。旨辛口に仕立てた普段より高いアルコール度19%の原酒は、氷で割っても薄まることなく、美味しく飲み続けることが出来ます。氷を揺らしながら、少しずつ変わる味の愉しむ。そんな『夏』ならではの日本酒の愉しみ方はいかがでしょうか?」

 ラベルの表示は「原材料:米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール。精米歩合60%、アルコール分19度」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。



秋田 | 2017/09/07 | 01:14 | コメント (0) | コメントを書くコメント一覧 |


地方新聞社元記者。唎酒師。本籍・住所・年齢不詳。性別は男。飲んだことのない酒を飲むことと、ぬる燗が趣味。燗つけ器を、なじみの居酒屋に置いて、燗酒を楽しんでいる。酒席での「とりあえずビール」は、ビールにも酒にも失礼だ、といきなり酒を飲み始める。酸味のある濃い酒を好む。毎年、500種類以上の酒を飲んでいる。







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