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日本酒 津々浦々

17年09月04日 22:08


【3051】豊明 夏 純米吟醸 紫陽花 生酒(ほうめい あじさい) 【埼玉】

埼玉県幸手市 石井酒造
埼玉県幸手市 石井酒造

【B居酒屋にて 全4回の①】

 山仲間6人で、B居酒屋で飲んだ。目的は2つ。まず、飲むこと。そして、精密採点カラオケを競うこと。その会場はB居酒屋とNスナックと決まっている。なにしろこの両店は、歩いて1分の距離。

 B居酒屋でまずいただいたのは「豊明 夏 純米吟醸 紫陽花 生酒」。石井酒造のお酒は飲む機会がけっこう多く、これまで5種類を飲んでいる。しかし、飲む酒、飲む酒、酒質が全く異なるものばかりで、石井酒造の酒をひとことで語ることはできない。おそらくは、蔵元さんが柔軟な頭で、さまざまな酒に挑戦しているのだろう。好ましいことだとわたくしはおもう。さて、今回のお酒はどうか。

 非常に甘い。濃醇な甘旨み。これが、第一印象。和三盆的な甘みで、甘みが分厚い。この甘みは旨みを伴う。余韻は軽い苦みと辛み。最初のうちは甘みに神経が向き、酸をあまり感じなかったが、飲み進めていったら、後味に酸が出てきて、キレの良さを感じる。結局は甘旨酸っぱい味わいになる。甘旨酸っぱくてジューシーなお酒だとおもった。

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。

「豊明夏酒シリーズ第一弾の『紫陽花』です。小さい花がよりそって、一つの美を作り上げている紫陽花のように、相手を想いそっとよりそってくれるような味わいを目指して醸しました。ひんやりとした潤いのある香り。さらりとした口当たりにさっぱりした旨味が癒しを与えてくれます」

 う~む、「さらりとした口当たりにさっぱりした旨味」とのことだが、わたくしの舌には濃醇でしっかりとした味わいの酒に感じた。つまり蔵元さんのコメントと真逆の感想。しかし、人の味覚は100人いると100人が違うものなので、わたくしのような感じ方をする人もいる、ということだ。

 裏ラベルの、味わいのチャートでは「やや濃、やや辛」という位置づけだ。

 裏ラベルの表示は「使用米 さけ武蔵(埼玉県産酒造好適米)、精米歩合60%」。「さけ武蔵」は埼玉県農林総合研究センター水田農業研究所が1992年、初めての埼玉県オリジナル酒米を開発しよう、と母「改良八反流」と父「若水」を交配。育成と選抜を繰り返し品種を固定、2004年に命名、2007年に種苗法登録された酒造好適米。



埼玉 | 2017/09/04 | 22:08 | コメント (0) | コメントを書くコメント一覧 |


地方新聞社元記者。唎酒師。本籍・住所・年齢不詳。性別は男。飲んだことのない酒を飲むことと、ぬる燗が趣味。燗つけ器を、なじみの居酒屋に置いて、燗酒を楽しんでいる。酒席での「とりあえずビール」は、ビールにも酒にも失礼だ、といきなり酒を飲み始める。酸味のある濃い酒を好む。毎年、500種類以上の酒を飲んでいる。







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