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日本酒 津々浦々

17年08月17日 17:31


【3027】古伊万里 すみやま 純米(こいまり) 【佐賀】

佐賀県伊万里市 古伊万里酒造
佐賀県伊万里市 古伊万里酒造

【TT居酒屋にて 全13回の⑫】

 酒友のオタマジャクシ&美女軍団と急きょ集まり、わたくしなじみのTT居酒屋で飲んだ。彼ら彼女らと飲むのはおよそ5カ月ぶり。オタマジャクシは、蛙のわたくしより年少なので、そう自称している。

「ゆり 純米吟醸 にごり生原酒」「YamatoYa's“Zennai”」「二兎 純米吟醸 出羽燦々 五十五 生原酒」「磯自慢 特別純米58 青春 山田錦」「羽水 純米」「会津宮泉 純米 酵母無添加 純米生酛 生酒」「山川光男 2017 なつ」「咲くら 特別純米 生」「直虎 純米大吟醸 生原酒 番外品」「相模灘 純米吟醸 無濾過瓶囲い 北海道吟風50」「別嬪 純米吟醸 うすにごり酒」と飲み進め、12番目にいただいたのは「古伊万里 すみやま 純米」だった。

 以前、なじみのP居酒屋で「古伊万里 すみやま 純米 無濾過生原酒」(当連載【2233】)を飲んだことがあり、今回の酒は、その濾過&火入れバージョンとなる。「古伊万里」は何種類か飲んだことがあり、しっかりとした味わいの酒、というイメージを持っている。この酒はどうか。

 フロア嬢Eさん「甘いけど、後切れが良いお酒です」
 オタマジャクシ「辛みがあって、キレが良い」
 酒蛙「旨っ! 甘みが立ち、酸が立ち、ジューシーでキレが良い」
 店長「バランスが良い。美味しいとおもわせる要素があるお酒です」
 酒蛙「エンディングの苦みが良い」

 店長とフロアのE嬢が、わたくしたちのテーブルにやってきて、この酒をPRした。この酒は、TT居酒屋のイチオシなんだろうなあ、とおもわせる力の入れようだった。

 以前飲んだ「古伊万里 すみやま 純米 無濾過生原酒」は、甘みと酸味と辛みを感じる、総じてしっかりした味わいのお酒で、今回の酒も同様の印象を受けた。2つ並べて飲めば、違いが明瞭になるのだろうが、記憶をもとにした“飲み比べ”は、自分でもあまり自信が無い。

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。

「棚田から、思いを込めて、、、佐賀県伊万里市二里町、同じ町内の すみやま棚田守る会と古伊万里酒造がひとつになり、MADE IN IMARIの日本酒をつくり上げたい。そんな夢が詰まったお酒です」

 酒名の「すみやま」(炭山)は、棚田の名だったのだ。

 裏ラベルの表示は「使用米 佐賀県産さがの華100%使用、精米歩合65%」。

「さがの華」は佐賀県農業試験研究センターが1988年、母「若水」と父「山田錦」を交配。選抜と育成を繰り返し開発、2000年に品種登録された酒造好適米。それまで佐賀県で栽培されている品種は西海134号と山田錦だったが、早生で、大粒で心白の発現率が高く稲体も倒れにくい、経済性の高い酒造好適米が望まれていた。このような目的で「さがの華」が開発された、という。一般公募により「さがの華」と命名された。

 蔵名および酒名「古伊万里」について、蔵のホームページは以下のように由来を説明している。

「江戸時代より明治にかけて、有田焼は伊万里の港より欧州へ輸出されていきました。荷に書かれた伊万里の印よりその焼き物は『古伊万里』と呼ばれ、現在に至るまで世界中の方に愛されています。前田家(古伊万里酒造)は、江戸時代伊万里の港で呉服店を営んでいましたが、明治42年に酒蔵に転身。今年で101年目になります。
焼き物『古伊万里』に負けぬよう、清酒『古伊万里』が世界中の方々に愛されるように今後ともうまい日本酒一筋に精進して参ります」



佐賀 | 2017/08/17 | 17:31 | コメント (0) | コメントを書くコメント一覧 |


地方新聞社元記者。唎酒師。本籍・住所・年齢不詳。性別は男。飲んだことのない酒を飲むことと、ぬる燗が趣味。燗つけ器を、なじみの居酒屋に置いて、燗酒を楽しんでいる。酒席での「とりあえずビール」は、ビールにも酒にも失礼だ、といきなり酒を飲み始める。酸味のある濃い酒を好む。毎年、500種類以上の酒を飲んでいる。







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