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日本酒 津々浦々

17年08月05日 21:46


【3003】庭のうぐいす 特別純米 なつがこい 【福岡】

福岡県久留米市 山口酒造場
福岡県久留米市 山口酒造場

【TU会 全5回の④】

 2カ月に1回のペースで、M居酒屋で開いている異業種間飲み会「TU会」。今回は、4人が欠席し、5人で開かれた。

「京の夢 純米吟醸」「紬美人 山廃 特別純米」「笑四季 竹島事変 純米大吟醸 INTENSE Sensual expanded.」と飲み進め、4番目にいただいたのは、「庭のうぐいす 特別純米 なつがこい」だった。

「庭のうぐいす」は飲む機会が多く、これまで10種類を当連載で紹介している。いずれも、酒質は地味めではあるが、しっかりした味わいの落ち着き感抜群のお酒だと好感を持っている。このお酒はどうか。これまで10種類の「庭のうぐいす」を飲んでいるが、夏酒は初めてだ。

 KW「好き嫌いが分かれる酒かも。酸を重視しているコンセプトが、はっきりしている」
 KN「酸が利いている」
 SK「俺は苦手かな? 日本酒的な旨みがすくないように感じるから」
 酒蛙「酸がいいね。酸が立って、すっきりとした飲み口。さわやか感がある。旨みはやや抑え気味で旨酸っぱい味わい。余韻に苦みがすこしある」
 SK「飲んでいたら、口が慣れてきた。これ、いいね」
 酒蛙「酸は、辛みを伴っている。余韻は苦みと辛み。これ、好きだな。酸が爽やかに感じられ、さっぱり、すっきり。いかにも夏酒だ」

 蔵のホームページはこの酒を以下のように紹介している。

【営業部からの商品紹介】
爽やかな酸味が特徴の特別純米酒です。りんごの様な酸味の中にふわりとした旨味が感じられ、爽快な飲み口のゴクゴク飲める夏にぴったりの特別純米酒です。5度程度にキリリと冷やして、お飲みいただくのがお勧めです。
【製造担当者のレビュー】
酒質目標は、“暑い夏に喉を潤すような爽快な飲み口の酒”。すっきりとした味わいにする為に、リンゴ酸を多く生産する酵母を使用し、甘味と酸味とのバランスを整えました。甘味や旨味は控えめながら、爽快な酸が特徴的なキレの良い酒に仕上がっております。
【蔵元からの一言コメント】
氷温に冷やして、オンザロックで、真夏の海で、昼間っから などなど。日本酒に決まりはありません。

    ◇

 瓶のラベルの表示は「原材料名/米(国産)・米麹(国産米)、精米歩合60%」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だが、蔵のホームページでは「原料米 酒母・麹 山田錦60%、掛米 夢一献60%」と開示している。「夢一献」(ゆめいっこん)は1993年、福岡県農業総合試験場農産部が母「北陸160号」と父「夢つくし」を交配、育成と選抜を繰り返し品種を固定、2003年に命名、2006年に種苗法登録された酒造好適米。

 酒名「庭のうぐいす」の由来について、蔵のホームページは、以下のように説明している。

「庭のうぐいすの酒は、その昔北野天満宮から飛んできたうぐいすが母屋の中庭にある泉で喉をうるおしたことからヒントを得て、醸造を始めたのがそもそもの始まりと伝えられています。山口酒造場では、うぐいすが飲んだ水と同じ筑紫平野を流れる豊かな筑後川の伏流水を使って、今も仕込みを行っています」



福岡 | 2017/08/05 | 21:46 | コメント (0) | コメントを書くコメント一覧 |


地方新聞社元記者。唎酒師。本籍・住所・年齢不詳。性別は男。飲んだことのない酒を飲むことと、ぬる燗が趣味。燗つけ器を、なじみの居酒屋に置いて、燗酒を楽しんでいる。酒席での「とりあえずビール」は、ビールにも酒にも失礼だ、といきなり酒を飲み始める。酸味のある濃い酒を好む。毎年、500種類以上の酒を飲んでいる。







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