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日本酒 津々浦々

17年07月23日 11:26


【2977】蔵粋 交響曲 大吟醸純米(くらしっく) 【福島】

福島県喜多方市 小原酒造
福島県喜多方市 小原酒造

【日本酒研究会月例会 全6回の③】

 日本酒研究会月例会は、Tが仕事で欠席し6人で開かれた。場所はいつものM居酒屋。メンバーのBとFMは異動が決まっており、研究会参加は今回が最後となる。

「藤乃井 純米大吟醸」「冨國論 大吟醸」に続いて、店主が3番目に持ってきたのは「蔵粋 交響曲 大吟醸純米」だった。10年ほど前に飲んだことがあるが、当連載で取り上げるのは初めて。10年前に飲んだときは、熟成香味が強烈に印象に残っている。さて、今回はどうか。

 蔵のホームページは、「蔵粋シリーズ」について、以下のように紹介している。

「モーツァルトを聴いて育った音楽酒」「クラシック音楽を聴かせて発酵させた、『蔵粋(くらしっく)』は日本初の音楽酒として、注目をいただいております」「クラシック音楽を蔵に流し、醪(もろみ)に聞かせて醗酵させるという不思議な手法で育てられた 蔵粋。(くらしっく)」

 う~む、もろみにモーツァルトを聴かせてつくったお酒。さて、いただいてみる。

 酒蛙「おおおっ! 熟成香的香味が非常に強い。製造年月がことしの6月で、瓶詰めされたばかりだが、熟成香的香味が非常に強い」
 B 「酸っぱい」
 K 「これ、好きだ」(Kは熟成香的香味酒をことのほか好む)
 H 「モーツァルトを聴かせて造ったとはすごい」
 B 「モーツァルトは福島県出身か?」
 みんな「まさか(苦笑)」
 酒蛙「酸と旨みが良い。やや濃醇でまろやか。深い味わい」
 H 「これは見事だ」
 B 「酸がすごく強いね」
 酒蛙「温度がすこし上がってきたら、甘旨酸っぱい味わいになってきた」

 蔵のホームページはこの酒を「円熟した深みのあるふくよかな味わい」と紹介している。

 ラベルの表示は「原材料名 米(国産)・米麹(国産米)、精米歩合40%」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。これほどこだわった酒づくりをしているのであれば、使用米の品種名を開示すべきだとおもう。

 瓶のラベルは、この蔵の環境や酒造のコンセプトを以下のように紹介している。

「◎日本の東北地方の福島県会津は豪雪地帯で1~5mの積雪があります。喜多方は、飯豊山の扇状地になっており万年雪が百年かかって伏流水になり、酒の仕込水となっています。◎周りが山に囲まれた盆地のため、昼と夜の寒暖の差が激しく、田んぼは水はけの良い土曜のため、おいしいお米ができます。◎酒造りには最高の環境が整っています。◎小原酒造は、西暦1717年に創業して、伝統を守りながら最新の技術を導入しています」

 この蔵の昔からの銘柄は「国光」(こっこう)。



福島 | 2017/07/23 | 11:26 | コメント (0) | コメントを書くコメント一覧 |


地方新聞社元記者。唎酒師。本籍・住所・年齢不詳。性別は男。飲んだことのない酒を飲むことと、ぬる燗が趣味。燗つけ器を、なじみの居酒屋に置いて、燗酒を楽しんでいる。酒席での「とりあえずビール」は、ビールにも酒にも失礼だ、といきなり酒を飲み始める。酸味のある濃い酒を好む。毎年、500種類以上の酒を飲んでいる。







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