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日本酒 津々浦々

17年07月20日 22:48


【2974】磯自慢 しぼりたて 本醸造 生貯蔵(いそじまん) 【静岡】

静岡県焼津市 磯自慢酒造
静岡県焼津市 磯自慢酒造

【B居酒屋にて 全6回の⑥完】

 せんだってB居酒屋で飲んでいたら、店長が「来週、新しいお酒が入りますよ」と教えてくれた。このような誘い文句に弱い。非常に弱い。ということで翌週、一人でB居酒屋に飲みに行った。

「赤武 純米 夏霞」「羽根屋 純米大吟醸 50 翼 生酒」「珠韻 生酒」「益荒男 山廃純米 極 熟成原酒」「風の森 山田錦 純米 しぼり華 無濾過無加水 生酒」と飲み進め、最後6番目にいただいたのは「磯自慢 しぼりたて 本醸造 生貯蔵だった。

「磯自慢」を飲む機会は多く、当連載でこれまで、11種類を紹介している。「磯自慢」は外れが無い、という印象で、とくに本醸造が良い、というイメージを持っている。

 今回の「磯自慢」は、当連載【1424】の「磯自慢 しぼりたて本醸造 生貯蔵」と同じ酒名だが、【1424】の使用米が「兵庫県産・山田錦38.5%、岡山県真庭産・アキヒカリ61.5%」であるのに対し、今回のものは「山形県産キヨニシキ100%」と違うので、取り上げた。さて、いただいてみる。

 上立ち香は穏やかなバナナ香が、ほのか。なめらかな飲み口で、味わいは旨酸っぱい。本醸造的なタッチでアルコール添加感があるが、旨みと酸がほどよく出ており、余韻は辛みと苦み。「磯自慢」独特のミネラル感が、ここでも出ている。バランス良く、落ち着き感があり、しみじみ旨い。酸がきれいに出ているので、飲み飽きしない。しかも肩が凝らない酒質なので、晩酌酒や宴会酒にいい。

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。

「『しぼりたて本醸造『磯自慢』は厳選した酒造米を65&まで精白し、南アルプス間ノ岳を源泉とする名水大井川伏流水(軟水)を用いて、冷蔵仕込室で低温でゆっくり醗酵させます。手造りの麹と自家培養酵母を利用、吟醸香のある本醸造を丹精込めて醸しました。フレッシュな香味を御賞味下さい」

 また、瓶の肩ラベルは「旬の香りと味をお楽しみ下さい」と紹介している。

 裏ラベルの表示は「使用酒造米 キヨ錦(山形)100%、精米歩合 麹・掛65%」。「キヨニシキ」は東北農試が、母「ササニシキ」と父「奥羽239号」を交配。育成と選抜を繰り返し、品種を固定。1970年に育成を終えた主食用米。主産地は秋田県。



静岡 | 2017/07/20 | 22:48 | コメント (0) | コメントを書くコメント一覧 |


地方新聞社元記者。唎酒師。本籍・住所・年齢不詳。性別は男。飲んだことのない酒を飲むことと、ぬる燗が趣味。燗つけ器を、なじみの居酒屋に置いて、燗酒を楽しんでいる。酒席での「とりあえずビール」は、ビールにも酒にも失礼だ、といきなり酒を飲み始める。酸味のある濃い酒を好む。毎年、500種類以上の酒を飲んでいる。







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