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日本酒 津々浦々

17年07月16日 14:44


【2973】風の森 山田錦 純米 しぼり華 無濾過無加水 生酒(かぜのもり) 【奈良】

奈良県御所市 油長酒造
奈良県御所市 油長酒造

【B居酒屋にて 全6回の⑤】

 せんだってB居酒屋で飲んでいたら、店長が「来週、新しいお酒が入りますよ」と教えてくれた。このような誘い文句に弱い。非常に弱い。ということで翌週、一人でB居酒屋に飲みに行った。

「赤武 純米 夏霞」「羽根屋 純米大吟醸 50 翼 生酒」「珠韻 生酒」「益荒男 山廃純米 極 熟成原酒」と飲み進め、5番目にいただいたのは「風の森 山田錦 純米 しぼり華 無濾過無加水 生酒」だった。

 わたくしが行く居酒屋は、「風の森」を常備しているところが多い。必然的に、わたくしも「風の森」を飲む機会が多い。これまで12種類を飲んでいるが、いずれも甘旨酸っぱい、さわやかでしっかりした味わい。わたくしは非常に好感を持っている。

 今回の酒は、精米歩合80%(コメの外側を20%削り、残る80%で酒を醸すという意味)。近年、トレンドになりつつある低精白だ。山田錦をはじめ、酒造好適米の値上がりが続いている現在、コストを考えれば、低精白は必然的なベクトルである。さて、この酒はどうか。

 おおおっ、微発泡のピリピリ感。上立ち香も含み香もサイダーというか、バナナというか、セメダイン(わたくしの好きなベンゼン環芳香族系の芳香)というか、非常にさわやか。アタックがすごい。そして甘旨酸っぱくて、濃醇フルボディー。旨みたっぷり、中盤から余韻にかけて感じられる苦みが実にいい。まとまっている。バランス抜群。甘旨酸辛苦がいい。これは旨い。激しく旨い。う~む、これはすごい。「風の森」は、どれも外れがない、とおもっているが、精米歩合80%でこの出来とは驚きだ。この蔵は、タダナラヌ実力の持ち主だと、あらためておもった。

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。

「低精白でありながら、超低温長期醗酵によって山田錦の個性を存分に引き出しました。80%精米ならではのフルボリュームの味わいと独特の酸味がバランス良く調和しています」

 裏ラベルの表示は「兵庫県産 山田錦100%使用、精米歩合80%」。



奈良 | 2017/07/16 | 14:44 | コメント (0) | コメントを書くコメント一覧 |


地方新聞社元記者。唎酒師。本籍・住所・年齢不詳。性別は男。飲んだことのない酒を飲むことと、ぬる燗が趣味。燗つけ器を、なじみの居酒屋に置いて、燗酒を楽しんでいる。酒席での「とりあえずビール」は、ビールにも酒にも失礼だ、といきなり酒を飲み始める。酸味のある濃い酒を好む。毎年、500種類以上の酒を飲んでいる。







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