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日本酒 津々浦々

17年07月16日 14:22


【2972】益荒男 山廃純米 極 熟成原酒(ますらお きわみ) 【石川】

石川県加賀市 鹿野酒造
石川県加賀市 鹿野酒造

【B居酒屋にて 全6回の④】

 せんだってB居酒屋で飲んでいたら、店長が「来週、新しいお酒が入りますよ」と教えてくれた。このような誘い文句に弱い。非常に弱い。ということで翌週、一人でB居酒屋に飲みに行った。

「赤武 純米 夏霞」「羽根屋 純米大吟醸 50 翼 生酒」「珠韻 生酒」と飲み進め、4番目にいただいたのは「益荒男 山廃純米 極 熟成原酒」だった。

 鹿野酒造の二大銘柄は「常きげん」と「益荒男」。菊姫を退社した農口尚彦杜氏(現代の名工)がこの蔵に移籍し酒造りを始めてから、一気に有名になった。

 ネット情報によるとこの酒は、農口さんが鹿野酒造に在籍していたとき、最終醸造年度に醸したお酒とのこと。5年間、タンクで低温熟成させたあと瓶詰めし、世に出した酒、という。さて、いただいてみる。

 おおおっ、熟成香むんむん。辛みが来て、酸が来る。複雑で深みのある旨みもたっぷり。熟成した濃醇な旨味に酸が絡まる。余韻は辛みと苦み。これはいい。いかにも“農口流”のお酒だ。熟成香味があるので、好みが分かれるところだが、熟成香味はそれほど出過ぎていないので、熟成酒が苦手な人も、まずイケる。旨みと熟成香をベースに、酸と辛みが全体を調えている印象だった。

 ラベルの表示は「アルコール分19度、原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)、精米歩合65%」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念。また、製造年月は「2017.3」とのタイムスタンプがあったが、醸造年度が書かれていなかったのは残念だ。



石川 | 2017/07/16 | 14:22 | コメント (0) | コメントを書くコメント一覧 |


地方新聞社元記者。唎酒師。本籍・住所・年齢不詳。性別は男。飲んだことのない酒を飲むことと、ぬる燗が趣味。燗つけ器を、なじみの居酒屋に置いて、燗酒を楽しんでいる。酒席での「とりあえずビール」は、ビールにも酒にも失礼だ、といきなり酒を飲み始める。酸味のある濃い酒を好む。毎年、500種類以上の酒を飲んでいる。







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