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日本酒 津々浦々

17年07月11日 17:24


【2967】雪の茅舎 秘伝山廃 純米吟醸 生酒(ゆきのぼうしゃ) 【秋田】

秋田県由利本荘市 齋彌酒造店
秋田県由利本荘市 齋彌酒造店

【Y居酒屋にて 全4回の④完】

 21年間営業してきたY居酒屋が店を閉めることになった。わたくしはこのY居酒屋で6年間、月例飲み会を主宰したことがある。楽しい6年間、72回の飲み会だった。そこで、この飲み会メンバーで、Y居酒屋のお別れ会を開いた。およそ15人が集まり、女将さんに感謝するとともに、女将さんの新たな人生にエールを送った。

 メンバーの一人でいまは千葉県にいるTさんから、この日のために送られてきた「不動 純米吟醸 一度火入れ 無炭素濾過」と「木戸泉 自然舞 純米」を飲み、3番目「酔鯨 純米吟醸 生原酒 なつくじら」と最後4番目は、Y居酒屋と取引がある酒屋さんがこの日のために、と女将さんにプレゼントしたお酒をいただく。

「雪の茅舎」は飲む機会が非常に多い酒で、当連載ではこれまで、14種類を紹介している。香り立つしっかりした味わいのお酒、というイメージを持っている。以前、「雪の茅舎 秘伝山廃 純米吟醸」(当連載【1013】)を飲んだことがあり、今回の酒はその生酒バージョン。また、似たような「雪の茅舎 山廃 純米吟醸 生酒」(当連載【2006】)も飲んだことがある。「秘伝山廃」と「山廃」は、どこがどう違うのだろう??? それはともかく、今回のお酒をいただいてみる。

 酒屋さんのサイトによると、この酒は「雪の茅舎」シリーズ唯一の夏期限定酒とのこと。ほかの蔵の夏酒は、水色の瓶を使い、いかにも夏酒をおもわせるが、この酒は、ふつうの緑色瓶で、ラベルは秋をおもわせる茶色のため、酒屋サイトを見るまでは、夏酒とは夢にもおもわなかった。さて、いただいてみる。

 香りが華やか。甘みと旨みがたっぷりで、ふくよかなタッチ。山廃というと太い酸が力強く出てくる、というイメージだが、この酒の酸は適度でやわらか、余韻は苦みが適度。「雪の茅舎」のイメージを残しながら、おとなしめの味わい。やや濃醇だが、くどくない。

 瓶の裏ラベルの表示は「原材料名 米(国産)、米麹(国産米)、精米歩合55%」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 酒名「雪の茅舎」の由来について、コトバンクは「酒名は、雪に埋もれた茅葺き屋根の農家が点在する当地の冬景色に由来する」としている。



秋田 | 2017/07/11 | 17:24 | コメント (0) | コメントを書くコメント一覧 |


地方新聞社元記者。唎酒師。本籍・住所・年齢不詳。性別は男。飲んだことのない酒を飲むことと、ぬる燗が趣味。燗つけ器を、なじみの居酒屋に置いて、燗酒を楽しんでいる。酒席での「とりあえずビール」は、ビールにも酒にも失礼だ、といきなり酒を飲み始める。酸味のある濃い酒を好む。毎年、500種類以上の酒を飲んでいる。







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