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日本酒 津々浦々

17年07月09日 22:38


【2964】不動 純米吟醸 一度火入れ 無炭素濾過(ふどう) 【千葉】

千葉県成田市 鍋店
千葉県成田市 鍋店

【Y居酒屋にて 全4回の①】

 21年間営業してきたY居酒屋が店を閉めることになった。わたくしはこのY居酒屋で6年間、月例飲み会を主宰したことがある。楽しい6年間、72回の飲み会だった。そこで、この飲み会メンバーで、Y居酒屋のお別れ会を開いた。およそ15人が集まり、女将さんに感謝するとともに、女将さんの新たな人生にエールを送った。

 メンバーの一人でいまは千葉県にいるTさんから、お酒が2本届けられた。「不動」と「木戸泉」。いずれも千葉県の有名地酒である。Tさんの心遣いに感謝し、まず「不動 純米吟醸 一度火入れ 無炭素濾過」をいただいてみる。

「不動」は飲む機会がけっこうあり、これまで6種類を当連載で紹介している。いずれも、しっかりとした味わいの酒、というイメージを持っている。

 Y 「美味しいですね~」
 S 「美味しいっ!」
 N 「美味しい、美味しい」
 酒蛙「吟醸香が適度。やや濃醇で、甘旨酸っぱい味わいだが、キレが良い。ふくよか、やわらかなタッチ。余韻は苦み。酸がいいので、飲み飽きしない。食中酒や宴会酒にぴったりだ。本当に旨いなあ」

 瓶の裏ラベルは、この酒を「爽やかな香りとキレの良い味を追求した食中酒です。様々な料理と相性が良く、冷やしてお召し上がりください」と紹介している。

 また、蔵のホームページは、この酒を以下のように紹介している。

「穏やかな香りと、熟成が進むにつれて滑らかな味わいとなっております」「飲み飽きしない切れ味重視の純米吟醸酒」

 裏ラベルの表示は「秋田県産 酒こまち100%使用、精米歩合55%」。「秋田酒こまち」は秋田県農業試験場が1992年、母「秋系酒251」(その母は「五百万石」)と父「秋系酒306」(その父は「華吹雪」)を交配。育成と選抜を繰り返し開発、2004年に品種登録された酒造好適米だ。

 醸造元名の「鍋店」(なべだな)の由来について、蔵のホームページは、以下のように説明している。

「当社の商号であるなべだなは古く江戸時代に遡り、金座や銀座、または釜座などのいわゆる『座』の一つである『鍋座』に由来します。当時鉄類は有事の際には武器製造の重要な材料であった為、幕府はこの鉄類の製造権利を信用ある地方の素封家に与えていましたが、当社の祖先はその『鍋座』を幕府より預かり管理しておりました。一方、元禄2年(1689年)に佐倉藩より現在の製造免許にあたる酒造株(1,050株)を戴き、成田山門前にて醸造を開始しました。当時老舗のことをお店(おたな)と呼んでいましたが、鍋座の『鍋』とおたなの『店』が結びついて『鍋店』(なべだな)と呼ぶようになったと言い伝えられています」



千葉 | 2017/07/09 | 22:38 | コメント (0) | コメントを書くコメント一覧 |


地方新聞社元記者。唎酒師。本籍・住所・年齢不詳。性別は男。飲んだことのない酒を飲むことと、ぬる燗が趣味。燗つけ器を、なじみの居酒屋に置いて、燗酒を楽しんでいる。酒席での「とりあえずビール」は、ビールにも酒にも失礼だ、といきなり酒を飲み始める。酸味のある濃い酒を好む。毎年、500種類以上の酒を飲んでいる。







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