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日本酒 津々浦々

17年06月18日 16:52


【2942】亀泉 純米吟醸 生原酒 高育63号(かめいずみ) 【高知】

高知県土佐市 亀泉酒造
高知県土佐市 亀泉酒造

【B居酒屋にて 全5回の③】

 一人で、ふらりとB居酒屋へ。この店は、常時約200本の酒を冷蔵庫に入れており、勉強になる。自分の舌のブラッシュアップのため、定期的に足を運んでいる。

「忠愛 中取り 特別純米 無濾過生原酒 五百万石」「東鶴 純米吟醸 山田錦 荒走り 生」と飲み進め、3番目に選んだのは「亀泉 純米吟醸 生原酒 高育63号」だった。

 以前、当連載【146】で紹介した「亀泉 純米吟醸 生原酒 高育63号」と同じだとおもうのだが、ラベルが全然違う。単にラベルをモデルチェンジしただけなのかな、ともおもうが、飲んでから7年がたつので、再び取り上げることにした。さて、いただいてみる。

 酸とバナナ香をおもわせるセメダイン香(ベンゼン環芳香族系の芳香)がドドーンとくる。バナナ香・セメダイン香がすごい。中盤から辛みがあり、余韻は苦みと酸。飲み進めていくと、余韻は酸の方が強くなる。甘み、旨みもたっぷりで、やや濃醇。とにかくしっかりとした味わいの酒だった。旨し!

 瓶のラベルに「土佐の米・水・酵母で醸した本物の地酒です」と書かれている。蔵のホームページはこの酒を「濃厚な香りと落着いた味わい」と紹介している。精米歩合は55%。

 使用米の「高育63号」は、高知県農業技術センターが1993年、母「露葉風」と父「新潟酒28号」(後の「一本〆」)を交配。葯培養で育成した酒造好適米。2005年に品種登録された。「高育63号」は、開発中の系統番号。その後、名称を公募、「風鳴子」(かぜなるこ)と命名された。「吟の夢」に続く、高知県が開発した酒造好適米の第2弾。

 酒名「亀泉」の由来について、蔵のホームページは以下のように説明している。

「明治30年、現在地(旧波介村、現土佐市出間)にて、11名の日本酒好き有志が集まり、『麓酒店』創業。江戸時代の参勤交代の頃から、どんな干ばつがあっても涸れることのない『万年の泉』と呼ばれる街道一美味しい水が湧き出る泉があり、その水から造られた酒の名を『亀泉』と名付けた」

 また、コトバンクは「『亀』は『万年』の意で、昔から旱魃にも涸れることのなかった湧水を使用したことから命名」と説明している。



高知 | 2017/06/18 | 16:52 | コメント (0) | コメントを書くコメント一覧 |


地方新聞社元記者。唎酒師。本籍・住所・年齢不詳。性別は男。飲んだことのない酒を飲むことと、ぬる燗が趣味。燗つけ器を、なじみの居酒屋に置いて、燗酒を楽しんでいる。酒席での「とりあえずビール」は、ビールにも酒にも失礼だ、といきなり酒を飲み始める。酸味のある濃い酒を好む。毎年、500種類以上の酒を飲んでいる。







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