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日本酒 津々浦々

17年02月22日 22:11


【2756】花の香 純米吟醸 無濾過生酒 菊花(はなのか) 【熊本】

熊本県玉名郡和水町 花の香酒造
熊本県玉名郡和水町 花の香酒造

【B居酒屋にて 全4回の③】

 会社から帰り、着替えて近くのB居酒屋へ。年末に顔を出してから、ほぼ1カ月間、顔を出せないでいた。新年のあいさつをしなければ、とおもいながらも、ほかの居酒屋にも行かなければならず、悶々としてきた。やっとあいさつができ、「ほっ」。なじみの店だけに、1カ月ぶりという感じがしない。2-3日ぶりといった感覚だ。

 さて、約200種類の清酒を常駐させている冷蔵庫を隅から隅まで見回し、これまで飲んだことのない酒を探す。そして、「白老 特別純米 槽場直汲無濾過生原酒 若水100%使用」「義侠 慶」に続いて3番目に選んだのは「花の香 純米吟醸 無濾過生酒 菊花」だった。

 花の香酒造は1902(明治35)年創業だが、近年、その酒質の良さで急速に注目を集めている蔵だ。わたくしは以前、「花の香 桜花 純米大吟醸」(当連載【2334】)をいただいたことがある。今回の「菊花」はどうか。興味津々でいただいてみる。

 ふくよか、やわらか、まろやか、やさしい酒。甘みが出ており、適度な旨み。「桜花」同様、「獺祭」をおもわせる風味。酸が適度に出ており、全体のバランスをとっている。酸があるため、後味がすっきりしている。甘みが、前にやや出てくるが、バランスがとても良い酒。古本屋的木造校舎的複雑風味が鼻に抜けるところも、やはりどことなく「獺祭」をおもわせる。

 蔵のホームページはこの酒を「酒米レイホウから醸した純米吟醸。華やかで優美な吟醸香がひろがります」と紹介している。

 瓶の裏ラベルの表示は「麹米 山田錦、掛米 レイホウ、精米歩合 麹米50%、掛米60%」。

「レイホウ」は農林水産省九州農業試験場作物第1部作物第1研究室が1959年、母「ホウヨク」と父「綾錦」を交配、育成と選抜を繰り返し開発。1969年に命名されたコメの飯米用品種。1972年には西日本を中心に15万7,000ヘクタールで栽培され、品種別作付面積では全国3位だったが、次第に作付が減り現在は、佐賀県、福岡県を中心に栽培されている。もともとは飯米用だったが、いまは酒米の掛米としての利用がほとんどだ。

 酒名「花の香」の由来について、裏ラベルは、以下のように説明している。

「水清く 花香る 山里の酒蔵
明治時代、蔵の周りには梅の古木があり、春になると花の香りが蔵の中に漂っていたことから『花の香』という名が付けられました」



熊本 | 2017/02/22 | 22:11 | コメント (0) | コメントを書くコメント一覧 |


地方新聞社元記者。唎酒師。本籍・住所・年齢不詳。性別は男。飲んだことのない酒を飲むことと、ぬる燗が趣味。燗つけ器を、なじみの居酒屋に置いて、燗酒を楽しんでいる。酒席での「とりあえずビール」は、ビールにも酒にも失礼だ、といきなり酒を飲み始める。酸味のある濃い酒を好む。毎年、500種類以上の酒を飲んでいる。







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