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日本酒 津々浦々

15年12月10日 21:51


【2230】白嶽 大吟醸 山田錦100%使用(しらたけ) 【長崎】

長崎県対馬市 河内酒造
長崎県対馬市 河内酒造

 2泊3日の長崎旅行をしたとき、酒屋さんなどで酒を買い求め、自宅に送った。今回の「白嶽 大吟醸」もその一つ。長崎空港の売店酒コーナーで買った。コーナーの担当女性のトークが上手い。いわく「なかなか手に入らない対馬のお酒です。今回、特別に売らせていただいています!」。ぬぬぬ、「特別」という言葉に弱い。しかもロマンあふれる国境の島・ヤマネコの島対馬のお酒ではないか。迷わず購入した。

 担当女性が言った「なかなか手に入らない」は本当だった。その後、長崎市内の酒屋さんを数店回ったが、そのどこにも「白嶽」は置いていなかった。さて、その「白嶽」を後日、自宅で、晩酌酒としていただく。まずは冷酒で。

 上立ち香のメロン香が華やか。含み香もけっこう華やか。表現不能な、かなり個性的な甘みが立つ。旨みより甘みがかなり勝る。ふくよか。中盤から余韻にかけては辛み。酸味と苦みは、かなり少ない。厚みがあり、骨太。しっかりした味わい。大吟醸だが、純米大吟醸のような味わいだった。

 次に、ぬる燗にしていただいてみる。湯煎で、温度はちょうど40℃。やわらかい。香りが立ち、甘みが立つが、辛みがけっこう増す。余韻も辛み。冷酒のとき同様、酸と苦みは出て来ない。

 蔵のホームページはこの酒を「低温でじっくり仕込んだ大吟醸です。おだやかな香りと芳醇の味の飲み飽きしないお酒です」と紹介している。

 瓶の裏ラベルの表示は「原料米 山田錦100%(福岡県産)、精米歩合38%」。かなりコメを削って醸したお酒である。

「白嶽」という酒名について、コトバンクは「酒名は、霊山として崇められてきた『白嶽』に由来」と説明している。

 ところで、醸造元の河内酒造は、日本最西端の酒蔵である。わたくしがgoogle mapを使って蔵の東経を調べてみたところ、対馬市の河内酒造が129度31分、平戸市の福田酒造は129度40分。対馬市の河内酒造が最西端で、2番目の福田酒造より9分西寄りである。この9分は距離にすれば、九州であれば約14kmに相当する。



長崎 | 2015/12/10 | 21:51 | コメント (0) | コメントを書くコメント一覧 |


地方新聞社元記者。唎酒師。本籍・住所・年齢不詳。性別は男。飲んだことのない酒を飲むことと、ぬる燗が趣味。燗つけ器を、なじみの居酒屋に置いて、燗酒を楽しんでいる。酒席での「とりあえずビール」は、ビールにも酒にも失礼だ、といきなり酒を飲み始める。酸味のある濃い酒を好む。毎年、500種類以上の酒を飲んでいる。







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