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南極を喰らふ

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10年03月20日 00:59

3月19日(130日目:最終日)おいしく喰らふ10カ条

澤野林太郎

おにぎりをつくってくれた妻と家族

 昨年、南極で約100年前に英国人探検家スコットが南極探検で使ったバター2個が見つかった。バターは保存状態が良く強いにおいがしたという。ほかにも英国人探検家シャクルトンが南極探検で使ったスコッチウイスキー2箱が南極で見つかっている。
 南極では、消費期限や賞味期限なんて意味がない。生きるために食べる。食べなければ死ぬ。ただそれだけだ。南極点を目指したスコット隊は、食料と燃料がなくなり全員死んだ。
 賞味期限は、おいしく食べることができる期間。消費期限は、おいしさは保証しないけど衛生上食べても安全な期間。この期間が過ぎたら多くの食べ物は捨てられてしまう。
 食べ物があふれる飽食の時代、私たちは食べ物にどのような態度で接したらいいのだろうか。私なりに南極で再発見した「食べ物をおいしく喰らふ10カ条」を紹介して、130日間書き続けてきた筆を置きたい。
1、腹を空かしてから食べる
2、食事に値する労働をしてから食べる
3、料理人の顔を見ながら食べる
4、仲間と食べる
5、絶景の前で食べる
6、夜中に食べる
7、少しだけ食べる
8、しばらく食べていないもの、なつかしいものを食べる
9、料理が出てもすぐ食べず少し待ってから食べる
10、たばこをやめる
 ちなみに私にとって今回1番おいしかった食べ物は、この旅の初日に喰らった妻がつくってくれたおにぎりである。
 成田空港の到着ロビーで隊員達の顔は、父親の顔、夫の顔、恋人の顔へと変わっていった。
 さあ4カ月ぶりに懐かしのわが家に帰ろう。



澤野林太郎| 03/20 | 00:59 | コメント (10) | コメントを書く


コメント

澤野様・第50次越冬及び第51次夏隊の皆様
お帰りなさい。ご苦労さまでした。
帰国後もお忙しいでしょうが・・・。
お話し聞くことを楽しみしています。

投稿者 安爺 : 2010年03月20日 02:17


澤野様、50次越冬隊の皆様、51次夏隊の皆様
お帰りなさい。お疲れ様でした、ご苦労様でした。
暫くの間は、生活リズムが元に戻らず、社会復帰するのに大変かと思います…。

投稿者 松田純夫 : 2010年03月20日 07:27


日帰りとは言え、130日間ご苦労様でした。澤野さんは、今の基地、隊員の生活、「しらせ」での生活、種々の経験をされました。私の昔の南極生活と、どこが違い、どこが変わっていないか、今後どうすればよいのかを語り会えたらと思います。25日の夜を楽しみにしています。

投稿者 芦田成生 : 2010年03月20日 09:44


澤野さん、帰国、そして家族との再会おめでとうございます。
今まで毎日チェックしておりましたがその間南極を身近に感じることが出来ました。
このブログで初めて知る事も多くて本当に読めて良かったと思います。
今頃はマイホームで休息中でしょうか?
ゆっくりと長旅の疲れを癒してください。
連載本当にお疲れ様でした。

投稿者 南極ファン : 2010年03月20日 17:08


澤野さん おかえりなさい。
楽しいひとときを過ごさせていただきました。
南極の今と色々な課題提起を伺いました。
出版を心待ちにしております。

投稿者 南極三郎 : 2010年03月20日 21:30


130日間の見聞報告ありがとうございました。
1ビール、2ビールのころは、この先どのような展開になるのかなと、
ドキドキしながら読ませてもらいましたが、やはりきちっと主張を交えながら一旦完結させたのはさすがと思いました。
しらなっかたことをずいぶんと教えていただきました。
まだ人生の楽しみの20パーセントが残っておりますので報道記事の中で折々に発信していただけますようお願いします。
ともあれ、お疲れ様でした。

投稿者 たかしま : 2010年03月21日 23:54


最後の記事に「食料と燃料がなくなったスコット隊は全員死んだ」とありますが、もっと正確に 極点を目指した隊は と書くべきでしょうね。

投稿者 石田 : 2010年03月23日 17:21


お返事:石田さんへ。ご指摘ありがとうございました。おっしゃるとおりですね。

投稿者 澤野林太郎 : 2010年03月23日 18:46


澤野様
お帰りなさい。
ブログ楽しく読ませて頂きました。第二回の南極検定は仕事がバタバタとあわただしく、気がついた時には締め切りが過ぎてしまっており、応募できなくて残念です。
小さい頃は、自転車で隣町まで冒険してみたり、またその先はどうなっているのか、さらに遠くへ遠くへ行ってみたりしたものでした。そういったワクワク感は大人になると忘れがちですね。南極にはそのような私達をワクワクさせるものがたくさんあるように思います。
グローバル化し、多くの日本の人が海外に行く機会も多くなった今でも(今だからこそ)南極は特別なところだと思います。そんなワクワクの詰まった南極の本の出版はもちろん、もっと南極での生活と、南極から見えてくる私達の暮らしなどがメディアに取り上げられ、「へ~そうなんだ。すごいや!」とワクワクさせて頂けたらなと思います。
ブロク、楽しくワクワクしながら読ませて頂きました。どうもありがとうございました。出版を楽しみにしています。

投稿者 野坂 : 2010年03月24日 10:31


これだけ名前と顔を載せた反響はあるのでしょうか?
たとえば、コンビニでブログ見ましたよ!とか

投稿者 : 2010年04月18日 08:21



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