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6万4千人調査で確認 中高年は定期検診を |
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視野が狭くなり失明することもある緑内障には、遠視や正視の人より、近視の度の強い人の方がなりやすいことを、杏林大医学部公衆衛生学教室の吉田正雄助手、高島豊教授らが、約6万4千人を対象にした調査で確認した。 ▽1・2%から見つかる
緑内障は、眼球内で角膜などに栄養を運ぶ房水(ぼうすい)の排出が悪くなり、眼圧が高まって、目の奥にあり視神経線維が集まる乳頭という部位がへこんだり視神経が侵されたりするのが主な原因だ。
最も多いのは、まぶたの裏にあり房水の出口に当たる線維柱帯が目詰まりする「開放隅角緑内障」で、ほかに出口付近が狭くなる「閉塞(へいそく)隅角緑内障」や、外傷や炎症が原因の「続発緑内障」などがある。
吉田助手らは、1999年2月から1年間、横浜市内の眼科クリニックを眼鏡やコンタクトレンズの処方のために訪れた人を対象に、視力と緑内障の関係を調べた。 いずれも自覚症状はない人ばかりだったが、1・2%に当たる767人が緑内障と診断された。年齢が上になるほど、また近視の度が強いほど、緑内障の割合が増した。 ▽強い近視で3・8%が 55―64歳では、遠視の1・38%、正視の1・42%だったのに対し、弱い近視では2・66%、強い近視では3・80%だった。 吉田助手は「近視の人は眼球が前後に長く、視神経乳頭が眼圧の影響を受けやすいため、と言われている」と説明する。 緑内障の治療を受けているのは約70万人、自覚症状がない人も含めると患者は推定で約240万人に達する。 ▽レーザーによる治療も 目の奥に光を当ててのぞく眼底検査でほぼ分かり、さらに視野検査で進行具合を判定。治療法としては、房水の産生量を減らしたり流れを良くしたりする目薬を差す。それで十分な効果が得られないときや急性緑内障では、レーザーで虹彩に穴をあける治療や、房水を流れやすくする手術が行われる。 |