注目集まる白い歯治療
取り組む医師急増中
  
   白い歯治療に今、注目が集まっている。治療を受ける若い女性だけでなく、白い歯治療に取り組む歯科医師も急増しているのだという。「白い歯治療に取り組めば患者が増え、メリットは大きい」という歯科医も多い。歯科医をめぐる環境が大きく変わろうとしているようだ。  
                       ▽新しい収入源として
   インターネットで「審美歯科」を検索すると、数限りなく出てくる。審美歯科といっても白い歯治療だけを指すわけではないが、審美歯科の中で大きなウエイトを占めていることは確かだ。こうなったのはここ2、3年の傾向だという。  歯科医が白い歯治療に取り組むようになったのには訳がある。厚生労働省の2000年12月現在の資料によると、人口10万人に対して71人余りの歯科医がいる勘定で、大都市を中心に歯科医が余る現象さえ起きているのだ。歯科医が新しい収入源を求めるのも自然な成り行きかもしれない。  もう一つ見逃せないのは、若い女性を中心とする白い歯治療に対する関心の高まりだ。  七年前から白い歯治療に取り組んでいる「ティースアート」代表の椿智之医師は「九割は若い女性だが、昨年だけで200%の伸び、今後ますます増加の傾向が強まっている」と力説する。
 ▽2週間で効果
   椿医師は、東京や大阪、京都のデパート内などに診療所を開設して、白い歯治療だけに絞って診療活動を続けている。  特に白い歯治療急増の追い風となっているのは、昨年10月に厚労省の認可を受けた「NITEホワイト・エクセル」という治療システムが同12月に輸入販売されるようになってからだ。診療所で歯型を取ってマウスピースを作ってもらい、その後は自宅で寝る前などに毎日約2時間、専用のジェルを流し込んで装着する仕組み。費用は大体5、6万円で、2週間たてば、はっきりと白くなるという。  
 ▽12月には25%の予想も
   輸入・販売しているデニックスインターナショナル(本社・東京)の岩井賢吾社長によると、輸入3カ月半で使用している診療所は6000に達した。今年12月には15000に上る見込みで、そうなると全国の診療所のざっと25%は同システムを採用することになる。  いち早くシステムを採用した東京・銀座の長政隆医師は「白い歯になると、自信がわいてくる。厚労省が認めたことで大手を振って白い歯治療ができる。医師にとっても意味は大きい」と話している。

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