ストレスでアレルギー悪化 予備校生調査で確認
  
  花粉症や鼻炎などのアレルギー性疾患は、やはりストレスで起きやすくなる?。大阪大医学部の荻野敏教授らが、受験直前の浪人生を対象に実施した調査でこんな結果を確認した。
                         ▽上手に気分転換を
   ストレスとアレルギーの相関は以前から指摘されていたが、調査は少なかった。花粉シーズンは受験や入社、転勤などストレスの多い季節と重なるだけに、花粉症患者には上手な気分転換も“薬”と言えそうだ。  荻野教授らは1999年10月末、大阪市内の予備校で質問票を配布、802人から回答を得た。平均年齢は18・7歳。  ぜんそくの病歴がある生徒は90人。アトピー性皮膚炎165人、アレルギー性鼻炎252人、花粉症187人だった。
▽身体面では疲労感がトップ
     調査は「動悸(どうき)」「息苦しさ」「頭痛」など身体面のストレスサイン15項目と、「不安や寂しさ」「落ち込みやあきらめ」など精神面のストレスサイン10項目の有無について4段階から選ばせた。  「いつもある」を3点、「しばしば」を2点、「たまに」を1点、「全くない」を0点として集計。合計点から身体面、精神面それぞれについて3段階に分け、ぜんそくなど4疾患の罹患(りかん)状況と比較した。  身体面のストレスサインでは「疲労感」が平均点1・6を超えトップ。続いて「目の疲れ・痛み」「首や肩のこり」「熟睡感のなさ」の順。精神面では「不安や寂しさを感じた」「悩みが頭から離れない」「落ち込みやあきらめを感じた」が多く、心身ともに強いストレス症状がうかがえた。     
▽規則正しい生活を
  分析の結果、身体面ではアレルギー性鼻炎と花粉症、精神面ではぜんそくとアトピー性皮膚炎で、ストレス度が高いほど罹患率が高い相関があった。ただ、くしゃみや鼻水、皮膚のかゆみなど8項目の個別症状でみると、いずれもストレスを感じている人ほど症状を訴えていた。  荻野教授は「ストレス対策にはリラックスして規則正しい生活を送ることが大切。それも難しい受験生の場合、心療内科を受診することも有効かもしれない」とアドバイスしている。

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