塞栓術は欧米上回る成績

 ごく細いカテーテル(管)を足の付け根の血管から脳血管まで入れ、脳動脈瘤(りゅう)に物を詰め破裂を防止する塞栓(そくせん)術という治療法について、日本の主要20施設で1997―2002年に行われた1488例の成績は欧米よりも良いとの結果を、神戸市立中央市民病院の坂井信幸医長がまとめた。
 重症度が比較的軽いグレード1から3の患者が治療後に日常生活に回復した割合は、日本は86・9%、欧米などの大規模試験の結果は74・6%だった。日本では治療による死亡率は1・4%だった。
 この治療法は、動脈瘤の場所が脳の深い場所にあるなど、開頭して瘤をクリップで挟む手術が難しい場合に行われることが多いが、坂井医長は「患者の負担も少なく、患者ごとに両方の治療法を比べて選ぶべきだ」としている。


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