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白血病患者などに治療用の骨髄をあっせんする骨髄移植推進財団が、中国の骨髄バンクと提携することが決まった。10月末に来日した中国側と協議するなど最終的な準備を進めており、年明けにも仮提携の見通し。これまで提供者(ドナー)が見つからなかった患者も移植の機会が広がると期待される。

財団は1997年に米国、98年に台湾、2000年に韓国の各バンクと提携。今年6月末現在、これらのバンクから計140件の提供を受け、日本からは韓国の118件を最高に計145件提供している。中国は4番目の提携となる。
▽2年前から情報交換
財団の小滝美加移植調整部長によると、中国で05年に行われた移植は168件と、日本(915件)より少ないものの、ドナー登録者は約50万人で、約26万人に達したばかりの日本の倍近い。
骨髄移植はドナーと患者とで白血球の型(HLA型)が合う必要がある。ところが、日本では「移植を希望している患者の約6%は、国内でHLA型が適合するドナーが見つからない」(小滝部長)。中国も同じような状況とみられる。
提携すれば双方ともドナー候補者が増え、ドナーが見つかる可能性は高まる。中国側からの積極的な働き掛けや、日本の患者・家族の要望もあり、2年前から情報交換などを進めてきた。
▽異なる幹細胞も採取法
日中で最も異なるのは、血液細胞のもととなる幹細胞の採取法だ。日本ではドナーに全身麻酔をかけ幹細胞を豊富に含む骨髄液を腰骨から抜く。
中国では末梢(まっしょう)血中の幹細胞を採取。財団の折原勝己広報渉外部長は「幹細胞を増やす薬を数日間投与したドナーから、成分献血のように血液中の幹細胞を集める方式」と説明する。
患者の静脈に点滴で移植する手法や術後の管理に違いはないという。また、日本の場合、ドナー候補を一度に5人まで検索でき移植の調整を進められるが、中国は1回に1人だけ。このため、中国から日本に検索依頼が増える可能性も指摘されている。
バンクに支払う患者負担金は、日本国内でドナー候補4人を検査し移植に至るケースでは約27万円。国内で見つからず海外のバンクに頼ると、米国からもらう場合は250~300万円かかっており、中国からでは200万円程度の見込みという。
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