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新治療薬が次々登場 |
「頭が脈打つようにズキンズキン痛んで大変つらい。やはり片頭痛か」―。こうした片頭痛も、新タイプの治療薬の登場でだいぶ症状が改善するようになった。アンケートの結果、患者の8割以上が症状が改善したと回答。頑固な片頭痛もかなりコントロールできるようになってきた。
▽日常生活に深刻な影響 アンケートは、頭痛の専門医などで組織する「ADITUS Japan」がこのほど実施。患者250人余りが回答した。 それによると、頭痛による日常生活への支障度では「いつも寝込んでいた」と回答したのが17%、「時々寝込んでいた」43%、「寝込まないが日常生活への支障が大きかった」が26%に達し、頭痛によって日常生活に影響が出ており、深刻な様子が伝わってくる。 片頭痛はズキンズキン痛むほか、吐き気や嘔吐(おうと)を伴い、光や音に敏感になるなどの特有の症状を持つ。若い女性に多く、日本の人口の6~8・4%が片頭痛に悩まされているというのだから、患者数は相当な数になるわけだ。 治療薬では一年前からトリプタン製剤が登場し、錠剤や皮下注射、口の中ですぐに溶ける口腔(こうくう)内速溶錠などさまざまなタイプが出ており、かなり症状を緩和できるようになっている。 医療機関に通院、治療を受けて日常生活がどれだけ改善したかを尋ねたところ、16%余りが「非常に改善した」と回答、「改善した」の約64%を合わせると、80%以上が日常生活への支障度が改善していることが分かったという。 ▽問診支援パッケージも 一方、同時に実施した専門医に対するアンケートは、約150人の医師が回答した。その中で注目されるのは、点数で片頭痛を診断する「マイダス」。症状や日常生活に対する支障度を点数化し、その点数を合計して片頭痛の深刻度を判定する仕組みで、片頭痛診断に有効と医師の66%が回答していた。 頭痛になった時の状態などを患者が記入する頭痛日記やこうした「マイダス」など問診支援パッケージが、片頭痛の診断に欠かせない道具になりつつあることも明らかになってきた。
アンケートを分析した日本医大の喜多村孝幸・助教授(脳神経外科)は「トリプタン製剤の長所は、片頭痛が痛み出してからでも治療できる点。口腔内速溶錠なども出て、かなり片頭痛を改善できるようになってきたことをアンケートは示している」と話している。 + font> |