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患者が増えてきたインフルエンザの治療や予防について、日本臨床内科医会インフルエンザ研究班副班長で廣津医院(川崎市)院長の廣津伸夫医師に聞いた。
―風邪との違いは。
「インフルエンザは38度以上の発熱や、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が強いのが特徴です。風邪と同様に、のどの痛み、鼻水、くしゃみ、せきもあります。治療しなくても約1週間で治りますが、治療薬を飲むと1日半ぐらいで熱は下がります。乳幼児や高齢者、呼吸器疾患を持つ人は、重症化し命にかかわることもあるので、早めに医療機関を受診した方がいいでしょう」
―すぐに診断できるそうですが。
「迅速診断キットが普及し、15分もあれば診断がつくようになりました。綿棒で鼻の奥をぬぐって、インフルエンザウイルスの有無を試薬で判定します。ただ、わたしたちの調査では、発熱から六時間以内に検査した場合は約15%が陰性と出ました。時期があまり早いと検出できないこともあるようです」
―症状が出たら夜中でも受診したほうがいいでしょうか。
「普段健康な人なら、朝を待って行っても十分です。普段の体調を知ってくれているかかりつけ医があるなら、そこがいいでしょう。ただ、一刻も早く医療機関に行くべきケースもあります」
―どのような場合に。
「幼児を中心に年間100~200例報告され、死亡することもある急性脳症が一例です。なぜ脳症になるのか、はっきり分かっていませんが、熱が出て比較的早くに、何かにおびえる、うわ言を言う、興奮するなどの異常行動が多くみられます。インフルエンザ流行シーズンにこうした様子があるときは脳症を疑い早く治療する必要があります」
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