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高血圧治療指針を改定 |
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日本高血圧学会はこのほど、高血圧治療ガイドライン(指針)を改定し、2004年版指針を発表した。
成人の血圧分類など主要部分は変わりないが、高齢社会の到来に合わせ、高齢者の降圧目標を大幅に厳しくしたり、生活習慣の指導では、高血圧の原因となる塩分摂取をさらに少なくするよう求めるなど、心筋梗塞(こうそく)や脳卒中などの合併症を予防するため、より厳重な降圧を目標に掲げている。 ▽65歳以上で140/90未満 ![]() 「高血圧は今なお、成人の中で一番多い病気。2000年に作成したガイドラインを1年かけて改定した。高血圧の現況を考慮し、最新の研究成果や調査結果をできるだけ、取り入れた」とガイドライン作成委員会委員長の猿田享男(さるた・たかお)・慶応大教授は会見で説明。 高齢者の降圧目標は前回の指針では60歳代、70歳代、80歳代と分け、上(収縮期)の血圧が高く設定されていたが、新指針では65歳以上を一律に140/90未満と厳しくした。 ただ、75歳以上の中等症、重症高血圧では150/90未満を暫定的な降圧目標とし、慎重に血圧を下げていくよう注意を促している。 糖尿病や慢性腎疾患を合併している場合、従来の降圧目標値130/85未満の下の血圧を引き下げ、130/80未満とした。 また家庭で測る血圧計が普及してきたことも考慮し、24時間にわたる降圧の重要性が強調されている。家庭血圧の測定値では135/85以上を高血圧とすることになった(従来は135/80)。 ▽食塩は1日6g未満 外来での発見が難しい早朝高血圧と逆白衣高血圧(外来測定のときに血圧が低くなる)は、脳や心血管事故を増大させることが分かり、24時間を通した降圧が重要として、長時間作用薬や、朝と就寝前の分割服用などを推奨している。 生活習慣の指導では、食塩摂取の制限を前回指針の1日7g未満から同6g未満に引き下げ、野菜、果物の積極的な摂取が修正項目として追加された。また体重は体格指数=BMI、体重(kg)を身長(m)の2乗で割った値=は25を超えないこととした。 高血圧学会の藤田敏郎(ふじた・としろう)理事長(東京大教授)は「減塩については、下げれば下げるほど良いことが分かっている。実際に下げることはなかなか難しいと言われるが、学会として国民への働き掛けをしていきたい。減塩キャンペーンを実施して社会に訴えていく予定」と話している。 |