EDの悩みはみんな同じ
ペレ氏、相談を呼び掛け
   「日本の皆さん、W杯サッカーでブラジルへの応援ありがとう。EDのキャンペー ンでも、私のメッセージに素晴らしい反応をいただき、ありがとう」。勃起(ぼっ き)障害(ED)治療の啓発キャンペーンのため、2回目の来日をした「サッカーの 王様」、往年のブラジルの名選手ペレ氏がインタビューに応じ、「EDの悩みはみん な同じ。1人で悩まず、医師や奥さんに相談しよう」と呼び掛けた。
▽偏見を打ち破ろう
 同氏は今年3月、ED治療薬「バイアグラ」を販売している米製薬大手、ファイザーのED治療の「啓発大使」として活動を開始。EDに対する偏見を打ち破り、一 般への理解を促進するため、これまでに日本をはじめ英国、スペイン、カナダなど8 カ国を回った。
 「正直に言うと、私自身、最初に要請を受けたときは引き受けるべきか迷った。幸 い、私はEDではないが、世界にEDで苦しんでいる人が1億4千万人もいることを 初めて知り、自分が役に立てるならと引き受けた」
 9月にはカナダのモントリオールで開催された国際性機能学会で、啓発活動に対 し、「セクシャルヘルス啓発貢献賞」を受賞した。
 「初めはどんな反応が返って来るか予想できなかった。文化の違いもある。例えば ラテン気質はオープンと思っていたが、悩みはみんな同じだった。だれもみんな話せ る相手がなかなかいないことが分かった」
 男らしさをアピールするスポーツマンでも同じ。EDは決して口にしようとしない ことに気付いたという。
▽今後もメッセージを
 「このキャンペーン以前は、EDで医師のもとを訪れる勇気を持つ男性はほんの少 ししかいなかっただろう。しかし、今は違う。もっと気軽に相談できるようになった と思う。各地で会う人、みんなが“EDのキャンペーン見たよ”と声を掛けてくれ る」
 総合せき損センターの木元康介泌尿器科副部長によると、昨年日本で開業医に通う 男性を対象に実施した調査で、生活習慣病などの治療に通う中高年の男性の約8割が EDであることが分かったという。
 ペレ氏は「まだEDに悩む男性の10人に1人だけが医師のもとを訪れているとい うのが現状。何とかこれを逆転させて、私の背番号であり、ラッキーナンバーでもあ る“10”のように、10人が10人、医師のもとを訪れるよう今後もメッセージを 伝えてゆきたい」と熱く語った。
 

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