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『予防医学 2』 ライフスタイル見直しを 荻野景規金沢大教授 |
―予防医学の大きな目標は、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の防止だと思いますが 「かつて日本人の死因の上位を占めた結核や肺炎などの感染症を抑え込んだのが実は予防医学なのです。例えば感染ルートの遮断。そしてワクチンもそうですね。現在の死因上位を占める脳や心臓の血管障害やがんなどの生活習慣病の予防が今の大きな目標です」 ―その方法としては 「軽減可能なリスクへの対処が大切です。軽減できないリスクもありますから。例えば心筋梗塞(こうそく)では、男性であることや加齢、家族歴などのリスクはどうにもできません。一方で喫煙、コレステロール、高血圧、高血糖、肥満などは予防医学でコントロールできます」 ―まさに生活習慣の改善ですね 「ええ、ライフスタイルを見直すことです。ただ社会の問題もあります。働き盛りの人が倒れることを防ぐのが大きな課題ですが、現代では世の中で頑張っている働き盛りの人ほど余裕がない。健康診断にも行けず、運動をする時間もない。そこを何とかしないと。それが一つです」 ―ほかにもあるのですか 「ストレスです。肥満につながったり、血流障害を起こしたり。脳血管や心臓にも影響するし、ホルモンバランスも崩すなど、いろいろな病気に大きな影響を与えています。ストレスと生活パターン。生活習慣病はそこから来ています」 ―でも仕事を辞められませんし、勝手に職場も変われません 「だからこそ、趣味などでうまくストレスを発散する方法を見つける。気軽に専門家のカウンセリングを受け、『健康寿命』を延ばすための自分用のプログラムを立てて、健康管理に努めることが大切です」
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