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血液のサラサラ効果も |
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松の樹皮に含まれる成分に血液をサラサラにする効果があることが分かり、その薬効成分に注目が集まっている。フランス南西部の海岸付近に育つ海岸松の樹皮から抽出したポリフェノールで「フラバンジェノール」と呼ばれる物質がそれ。藤野武彦九州大名誉教授(循環器内科)は「フラバンジェノールには血液の循環を改善する作用がある」と強調する。 海岸松は強い西風と太陽光から自分を守るためか、日本の松より樹皮が厚い。 ▽血液循環改善の作用 ![]() 同名誉教授らは、この物質に関する研究が進んでいることに着目。男性被験者20人に対して同物質を1日当たり40mgずつ14日間連続して摂取してもらい、血液にどのような効果が表れるかを調べてみた。 その結果、血液のサラサラ度を示す赤血球変形能が、摂取前は平均で59・3%だったのが、摂取7日後には65・4%に、14日後には72・3%に改善していることが分かった。変形能の向上は、赤血球の弾力性が増し、末しょう血管を通りやすくなるため、血圧の上昇抑制につながる。 冷水に手をつけた後の体温の戻り方を調べる冷水負荷試験でも、この物質を1時間前に摂取していると、摂取しない場合に比べて体温の戻りが早く、血液循環改善作用が確かめられたという。 藤野名誉教授は、この物質にはオルゴメリック・プロアントシアニジン(OPC)というポリフェノールの一種が含まれており、血流改善のほか血中脂質改善効果、血管の強化-なども期待できるとしている。 ▽ビタミンCの600倍の抗酸化力 一方、ユニークな血液サラサラ検査外来を設けている東京女子医大の栗原毅助教授のグループは、血液流動性測定装置を使って血液30マイクロリットルの通過時間を計測した。13人の成人男性にフラバンジェノールを毎日40mgずつ1週間摂取してもらったところ、摂取前は通過時間が平均で25・6秒だったのが、摂取後は24・1秒に減少し、サラサラ度が改善していた。 サラサラ度が低下すると、血液の流れが悪くなり、血管の機能が低下するほか、動脈硬化や血管の老化につながる可能性がある。 サントリー健康科学研究所によると、フラバンジェノールの強い抗酸化作用がサラサラ度のアップにつながっているようだ。ビタミンCの600倍の抗酸化作用があり、同社は近く、このフラバンジェノールを含む飲料を売りだす予定という。 |