『更年期障害 4』

ゆとりのある生活を 
松峯寿美・東峯婦人クリニック院長

 

―どのような人が更年期障害になりやすいのでしょうか

 「まず身体がホルモンに敏感な人。周りの環境やライフスタイルも重要です。夜働 いて昼寝ているとか、一日のリズムが狂っている人。精神的にも性格的にもきまじめ で完ぺき主義の人も危ない。なぜなら身体も動かず、目も悪くなり、いろんな障害が 出ているのに昔と同じ成果を出そうとするからです。『もうこの年齢だから八十点で良 し』としないと。それから『おばあさんになりたくない』などと、閉経や更年期にマイナス イメージを持っていた人。こういう人の場合、更年期症状にストレスが重なると発病し がちです」

 ―ストレスとは

 「更年期はストレスの多い時期です。親の死とか介護。そして子供の受験、転勤に よる引っ越し、夫の定年、リストラ。夫の浮気もあるかもしれない。こういうことが引き金になるのです」

 ―更年期障害に進まないようにするには

 「生活習慣病を予防することです。バランスの取れた食事、適度のアルコールや運 動、禁煙、そしてリラックスするゆとりのある生活。何でも話せる人を作り、節目の健 康チェック。こういうライフスタイルの改善で、高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満など を予防、症状を改善することができ、ひいては更年期障害の予防にもなるのです」

 ―更年期を迎えた女性にアドバイスを

 「乾いた花の鉢に水をあげるのが更年期治療です。我慢できなかったら、どんどん 薬を使って元気に暮らして。それと、おかしいと思ったら最初から婦人科にかかって ほしい。例えば更年期うつの場合、ホルモン治療をすればすぐ良くなりますが、うつ 病の治療を続けると逆に悪くなることがあります」(完)

 


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