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『更年期障害 2』 身体に心に多様な症状 松峯寿美・東峯婦人クリニック院長 |
―更年期にはどんな症状が出るのでしょう 「身体や心にいろいろな症状が出ます。身体ではまず月経不順。初期には月経周期 が短くなり、不正出血がよくあります。後期には逆に長くなり、閉経に至ります。子宮筋 腫や子宮内膜症がある人は閉経が遅くなり、たばこを吸う人は早くなる傾向があります 」 ―ほかには 「患者さんは『かーっとのぼせて、身体がほてるホットフラッシュが一番困る』と言いま す。突然、末梢(まっしょう)血管が拡張して顔が赤くなり、汗が出て胸もどきどきする。 シャワーを浴びたように髪まで汗でびっしょりの人もいます。これはホルモンを作らせよ うと脳から出る卵巣刺激ホルモンが、自律神経も刺激するためです」 ―心の症状は 「女性ホルモンのエストロゲンは月経を起こし、妊娠、出産ができる身体を維持しています。そして骨の新陳代謝を促して骨量を維持、髪の毛の発育にも影響し、粘膜に張りと潤いをもたらす。またコレステロールで作られるので高脂血症を抑えるなど、多くの働きがあります。分泌が減ると、これがすべてマイナスに働くためさまざまな症状が出るのです」 ―どのように診断するのですか 「こういう症状は人によって、そして日によって違うので、それだけで診断は下せません。基本的には年齢と月経の状況、そして血液中のホルモン量を測定して結論を下し ます」 ―診断時の注意点は 「例えば不正出血で一番心配なのは子宮がん。がん検査でそれが否定されてからホ ルモンを調べます。心の症状にしても『精神科のうつ病ではないか』ということを念頭に診察しています。甲状腺疾患や関節リウマチなどの自己免疫疾患との区別も必要ですね」
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