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『高齢者の肺炎 4』 ワクチンの積極使用を 大類孝・東北大助教授 |
―肺炎(ごえん)性肺炎だけでなく、肺炎全体の予防策はありませんか 「肺炎球菌ワクチンがあります。欧米では以前から、六十五歳以上の高齢者には積極的に接種しています。日本でも一九八八年に認可されましたが、ずっと軽視され、注目されたのはここ二、三年。まだまだ接種率が低いのが現状です」 ―肺炎球菌は肺炎の原因菌ですか? 「肺炎を起こす菌はいろいろありますが、普通に生活している人が起こす市中肺炎の20―30%は肺炎球菌が原因で、最も多くなっています。さらに敗血症や髄膜炎を起こして重症化しやすい。肺炎対策で最も重要な細菌といえます」 ―インフルエンザとの関係は 「インフルエンザウイルス自体が肺炎を起こすこともありますが、インフルエンザで粘膜が壊された後に肺炎球菌が侵入し、肺炎を起こすことも多いのです。インフルエンザワクチンは高齢者への公費補助もあり、かなり普及していますが、これに併せて肺炎球菌ワクチンも接種することが重要です」 ―自己負担になりますが費用は? 「病院によって違いますが、大体七千円前後。ただインフルエンザワクチンと違い、毎年うつ必要はなく、効果は五年は持ちます。一年当たりにすればそんなに高くはないでしょう」 ―副作用の問題は 国内では重大な副作用の報告はありません。また、市中肺炎では肺炎球菌の50―70%がペニシリン耐性とされていますが、これらのほとんどにワクチンは効きます」 ―副作用の問題は 国内では重大な副作用の報告はありません。また、市中肺炎では肺炎球菌の50―70%がペニシリン耐性とされていますが、これらのほとんどにワクチンは効きます」 ―効果は 「うちのデータでは発熱日数や入院事例を明白に減らしました。このほか、BCGワクチンも細胞性免疫を向上させる効果があるとみられます」(完)
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