開業医は増加の一途
「病院勤務に疲弊」が要因
 厚生労働省によると、開業医の数は2006年に約7万1千人。10年前に比べ5千人近くも増加している。関係者は「病院勤務に疲弊し、開業を志す医師が多いことが大きな要因」と指摘する。
 「勤務医の約63時間に対し、開業医は約48時間」。厚労省が06年に医師の勤務状況を調べた結果、診療に研究などの時間を加えた勤務場所への1週間の滞在時間は、勤務医と開業医の間に開きがあることが分かった。
 ある開業医は、長年勤務した国立大病院を辞めた理由について「病院では患者が増えるばかりで長時間勤務を強いられた。訴訟リスクも高く、収入にも不満があった」と明かす。
 一方、公立病院などでは、医師不足や経営悪化を理由に休止や閉鎖に至る施設も出ている。
 総務省によると、全国約千の自治体病院のうち、2007年度に民間移譲したのは5カ所、不採算部門を閉じて診療所化したのは少なくとも7カ所に上っているという。 (2009/05/12)

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