各国で医療業務を分担
高い患者の満足度
 医師と連携を図りつつ看護師が一定の範囲内で医療業務を分担する制度は、多くの国ですでに実施されている。40年以上と最も歴史があるのは、米国の「ナースプラクティショナー(NP)」だ。
 現在は全米で約14万人が診療所や病院、介護ホームなどで活躍している。ある程度の薬も処方することができるため、州によっては自ら開業することも可能で、地域の初期診療を担っている。
 初期診療医は、外科医などの専門医に比べて収入が半分以下のため、なり手が少なかったという事情があった。ただ、複雑な患者については連携する医師の判断をあおぐ必要がある。
 もともと地方に医師が少なかった英国では、薬を必要とする生活習慣病患者に対応するため、地域をカバーしている看護師に処方権を与える必要性が提案され、2006年から「処方看護師」制度がスタートした。
 韓国でも03年にNPが制度化された。こちらはまだ薬の処方権はないが、初期診療はできる。カナダやタイなどでも導入されている。米国をはじめ、どの国でも患者の満足度は高いと評価されているという。 (2009/03/10)

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