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発育や生殖に欠かせないミネラルの中の必須元素「セレン」は、カドミウムや水銀などの有毒物質と体内で結び付いて、毒性を弱める働きがあることが知られるが、妊娠中の女性の胎盤内では、喫煙で増えるカドミウムなどから胎児を守るのを助けているらしいことが、フィンランド・クオピオ大のチームによる研究で分かった。 英科学誌ニューサイエンティストによると、同チームが妊娠中の女性の血液を採取して調べたところ、体内を循環する血液よりも胎盤内の方がセレンの濃度が高かった。 また、胎盤内のカドミウム濃度が高いと、セレンの濃度も上昇していることが判明。セレンがカドミウムを排除して胎児を守るために胎盤内に引き込まれている可能性が高いとみられている。 |