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顔や手足にできたあざを、専用のファンデーションを塗って目立たないようにする「セラピーメーキャップ」。化粧品メーカーと医療機関が連携して取り組んでおり、利用者では対人関係の改善や不安が減るなど効果が上がっている。
▽ストレスの原因
皮膚の色が白く抜ける白斑の患者は、人口の約1%と推定されている。男女とも発症し、原因について東京医大の坪井良治教授(皮膚科)は「色のもとになるメラニンを作る細胞が、自分の免疫を制御している細胞に誤って攻撃されて起きることが多い」と言う。
ほかにも、青系統のあざの太田母斑や、血管が異常に増えた赤系統のあざである血管腫がある。患者にとっては心理負担やストレスの原因になることがあるという。
これを改善しようと始まったのがセラピーメーキャップだ。専用ファンデーションを販売している資生堂は、東京・銀座の本社で六月から、東京医大など医療機関から紹介を受けた患者らに、塗り方のアドバイスなどを始めた。
白斑用は、メラニンの色調を出して肌色に見せる超微細粉末を含んだ液状。青あざ、赤あざ用はクリーム状で、あざの色を打ち消す色の光だけが皮膚に届くようにすることにより、肌色に見えるようにする仕組みになっている。
▽生活の質が向上
いずれも厚塗りしている印象がなく、使った人では生活の質が向上。坪井教授が顔に白斑がある20―60代の男性6人、女性17人に、使い始めて2週間後に調査したところ「人の目が気になる」「自分に満足している」「不安や落ち込みなどを感じる頻度」などの項目が、実施前に比べ改善したことが確かめられたという。
専用ファンデーションは、べたつきにくく服などに触れても落ちにくいのが特長で、表皮の移植手術などで残った色むらを直すのにも役立つ。 ただ、資生堂のビューティーセラピスト大城喜美子さんは「塗る場所がサラッと乾いている必要がある」と話している。
問い合わせ先は、資生堂ソーシャルビューティーケアセンター、電話03(3289)2262(火―金曜の午前11時から午後6時まで。祝日は除く)。
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