服薬と休養が基本 |
うつ病は「心の病気」と呼ばれることがあるが、むしろ「脳の病気」。脳内の情報伝達を担うセロトニン、ノルアドレナリンなど物質の不足や停滞が原因で病気が起きているからで、それを解消するための服薬と休養が治療の基本となる。
薬で一般的なのは、神経細胞から放出された神経伝達物質が再び細胞に取り込まれるのを防ぐSSRI、SNRI。以前からある三環系抗うつ薬に比べ副作用が少ないとされ、飲み始めて2週間程度で効果が出始める。症状に応じ抗不安薬や気分安定薬も使われる。専門医は「心という漠然としたものではなく、脳という臓器の病気なので薬が効く、という仕組みを理解し、きちんと服薬してほしい」と言う。 ただ、患者の約3割は薬が十分に効かず、効く人でも「うつ病は再発しやすいので、9カ月から1年は服薬が必要」。 薬物療法でも改善しない患者には、頭に電極を着けて電気刺激を与える通電療法も検討される。 また、否定的、悲観的になりがちな考え方(認知)や行動を修正することで改善を図る認知行動療法も有効。最近では、複数の患者が参加して行う集団認知行動療法が試みられるようになった。 (2008/06/10) +FONT> |