死産の子への思いを本に


 2003年に初めての子を死産で失った石渡広治さん、希(のぞみ)さん夫妻が、胎児の異変を知ってから、荼毘(だび)に付すまでの思いを刻んだそれぞれの日記を「ちーちゃん 誕生死・10日間の思い出」(三省堂)として出版した。120ページ、1365円。
 二人とも当時25歳。希さんは妊娠7カ月検診で突然「胎児水腫で危険な状態」と告げられ、胎児の心音は入院後間もなく途絶えた。死産と分かった上での出産。立ち会った広治さんは泣いて赤ちゃんを抱く。でも「うれしかった」と書く。
 年間約3万といわれる国内の死産。それだけ深い悲しみがあることを知らされる。夫妻が悩んだ末に掲載を決めた親子での写真も多数収めた。(2008/04/30)


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