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内科の担当医増へ |
血液を固める凝固因子の欠乏が原因で起きる血友病は、出血対策が難しく、診察できる内科医が少ない。患者は大人になっても、それまでかかっていた小児科医に相談、指導を受け続けることが多い。そうした現状に対し、血友病を診る内科医を増やして大人になった患者の診療態勢をつくろうと、静岡県内の病院が「静岡県血友病治療ネットワーク」を設立した。
藤枝市立総合病院の毛利博院長(血液内科)によると、血友病は血液凝固因子の活性が通常の1%未満だと重症で、生後6カ月以降に出血しやすくなる。凝固因子の補充を中心とした治療が必要だが、静岡では、県立こども病院(静岡市)に患者が集中、20歳以降も受診を続けている患者が多いという。
このため毛利院長が呼び掛けて、ネットワークづくりを進めた。こども病院は患者が大人になると、まず藤枝市立総合病院に紹介する。同病院は患者の重症度、C型肝炎の感染の有無、必要な治療法などを確認する。ネットワークには、県の東部、中部、西部の3地域で患者を受け入れる基幹病院としてそれぞれ4、5カ所の病院が参加、藤枝市立総合病院はこれらの病院に患者を紹介し、普段はその病院が担当する。1年後をめどに、患者に再び藤枝市立総合病院を受診してもらい、治療の状況を確かめる。 血友病の内科医は県内に自分1人だけだったため、診察できる人をもっと増やしたい、と考えたのが毛利院長の構想のきっかけ。2007年春から検討を進め、患者を診察するのに必要なことを学んでもらおうと、基幹病院の医師らを対象に血友病やC型肝炎に関する勉強会を開催してきた。 将来は整形外科、消化器科、歯科などさまざまな診療科を集め、患者がふだんかかりやすい一般の病院や開業医にも参加してもらいたいという。 毛利院長は「安心して治療を受けられるように、内科の態勢を整備したい。患者に役立つような病院同士の連携が必要だ」と話している。 (2008/02/26) +font> |