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乳幼児患者と親が教育入院 愛知の病院 |
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アトピー性皮膚炎の重症化を防ぐために、乳幼児期から体の洗い方やステロイド剤の塗り方などのスキンケアの方法を学んでもらおうと、あいち小児保健医療総合センター(愛知県大府市)は患者と親などを対象とした1泊2日の教育入院「スキンケアスクール」を行っている。 ▽金曜午後から
アトピー性皮膚炎は適切な治療をしないと長引いて重症化するケースもある。同センターアレルギー科の二村昌樹医長らは、6歳未満で緊急の治療入院を必要としない中等症の患者を対象に、教育を主眼にした短期入院を企画した。
スクールは金曜午後に始まる。2007年12月。男児(3)と女児(1)がそれぞれの母親に連れられて来た。午後5時、風呂場でスキンケア。裸になった子どもを洗う親に、二村医師と看護師らは「せっけんを手につけ、もむように」とアドバイスする。 水気をふき、ステロイド剤を塗る。少ない量を薄く広げがちな親に、二村医師は「たっぷり塗ってください」。湿疹(しっしん)の激しい場所を中心に、できるだけ子ども自身に塗らせるよう促す。 ▽質問も十分に
その日泊まる4人部屋の近くの部屋に場所を移し、「アトピー性皮膚炎とはどんな病気か」を講義。親から「食べ物の好き嫌いは影響するのか」「プールに入ったときに注意することはあるか」などの質問が続き、二村医師は「極端な偏食は健康上よくない。アレルギーに対して、バランスの良い食事がいいとされている」「プールから上がったら、なるべく早くスキンケアしたほうがいい」と答えた。二村医師は「今どんな状態かを自分で判断できるようになれば、どこの病院にかかっても大丈夫だ」と強調。講義は予定の30分を大幅に超えた。 翌日は「スキンケアの方法」と、ダニ対策、生活習慣や母親の育児ストレスの注意点をまとめた「環境整備の方法」の講義と、2回のスキンケアで、夕方終了した。 スクールの利点は、ゆっくりと時間が取れることだ。アレルギー科は医師3人で、外来では患者1人の診療は10分間余り。二村医師は「スクールだと家族も質問しやすい」と言う。 医療スタッフと一緒にやることで正しい体の洗い方や薬の塗り方が身につく。同じような悩みを持つ親子らが1晩同室で過ごし、話し合えるのもプラス。センターは火曜から土曜が通常診療なので、医療スタッフ側もこの日程が対応しやすい。 ▽「自信ついた」 スクールは07年4月から月に2回実施し、12月までに約30人が参加した。長期的な評価はまだだが、親は「ステロイド剤の塗り方を誤解していた」「肌の状態が良くなった」「自分でできる自信がついた」などと話しているという。 今回参加した男児の母親は「これまでいくつもの病院を回り、強いステロイド剤を塗って肌がぼろぼろだった。しっかり教えてもらうこともなかった。この病院に来るようになって改善したので、正しい知識を得ようと思った」と話す。 二村医師らは、2日間の内容をまとめた冊子を事前に配り、終了後に自宅で復習もしやすくしている。 対象は1回4組までだが、現在は希望者を入院教育と冊子を使った外来・自宅教育に分けて有効性を検討しているため、必ずしも受講できるとは限らない。入院費は保険診療の対象となる。入院中の食事代(3回分、計780円)は必要。(共同通信 美浦敬) (2008/01/22) +font> |