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未成年の喫煙対策で調査 |
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「20歳になってから」「未成年者の喫煙は禁じられています」といった未成年者のたばこに関する注意文言(警告表示)は、思春期や反抗期の世代には、かえって逆効果となる恐れがある。兵庫県の淡路医師会(三根一乗会長)は、淡路島島内の約2万人を対象に行った大規模な調査結果を基に、こんな分析をまとめた。 ▽高校生は20%が経験 ![]() 未成年者向けの文言をめぐり財務省の審議会は7月初め、「健康に対する悪影響やたばこへの依存をより強めます。周りの人から勧められても決して吸ってはいけません」に変更する方針で一致。今後、具体的な見直し作業が始まるが、同医師会は実効性を疑問視している。 淡路島での調査は、島内の小、中、高校、専門学校など計90校の児童や生徒らを対象に、アンケート方式で今年1月から3月にかけて実施。回収率は74%だった。 喫煙経験率は小学生では3年生以下が7%、4年生以上が11%。中学生は17%、高校生は28%と上昇し、専門学校生(一部成人を含む)は60%に達していた。 注意文言については中学生以上に質問。「20歳になってから」「未成年者の喫煙は禁じられています」を見て、「吸わないでおこうと思う」と答えた人はそれぞれ48、54%で、「何とも思わない」が同43、38%、逆に「むしろ吸いたくなる」と答えた人が同9、8%いた。 一方、海外のたばこにある「吸うとやめられなくなります」「肺がんになります」といった、悪影響を直接表現した文言では、「吸わないでおこうと思う」はそれぞれ61、77%に増加。「何とも思わない」は同34、20%、「むしろ吸いたくなる」は同5、3%に減った。この傾向は年齢が高くなるにつれて強まることも分かった。 ▽女性なら美容上の問題などを警告 分析責任者の山岡雅顕医師は「思春期、反抗期の心理を考慮すればうなずける結果だ。注意文言や広告、キャンペーンでの表現は病名などを直接的、具体的に示したものにするべきだ」と話す。 財務省の審議会で決まった文言について山岡さんは、一歩前進と評価しつつも「例えば、中学生で吸い始めると肺がんになる確率が何%高くなる、といった表現が望ましい」と提言。その上で、「周りの人に勧められても…」の部分は、淡路島の調査結果から見れば意味がないか、逆にマイナスになる恐れもあると指摘する。未成年や若年層では、男性なら性的不能、女性なら美容上の問題などを警告するのが効果的ではないかという。 |