初の人工心臓、販売認めず   

 米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は、米医療機器会社アビオメドが末期の心臓病患者を対象に申請していた、世界初の完全埋め込み型人工心臓の販売について「患者の利益が副作用の危険を上回るとはいえない」として、認めない結論をまとめた。
 FDAが最終決定するが、通常は諮問委の結論が尊重される。将来の長期使用に道を開くと注目されたが、技術的な難しさを示した格好だ。
 人工心臓は本体がソフトボール大で、外から皮膚越しにバッテリーを充電できる。心臓移植も受けられない重症心臓病患者14人に埋め込まれ、うち2人は直後に死亡。17カ月生存した患者もいたが、平均生存期間は約5カ月にとどまり、脳卒中や一時的な脳機能障害を起こした人が10人に上った。(ワシントン共同)


ヘッドラインへ戻る

記事、写真、グラフィックスの無断転載を禁じます。
2005 Kyodo News (c) Established 1945 All Rights Reserved