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新しいステントも登場 |
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狭心症や心筋梗塞(こうそく)の治療として、心臓の冠動脈にカテーテル(細い管)を入れ、血栓で狭くなった血管を風船で膨らませて広げ、網状になった金属チューブのステントで広がった血管を固定する手法が、急速に広まっている。5月には再狭窄(きょうさく)を防ぐ新しい薬剤溶出ステントが登場。8月にはカテーテル治療の研修施設が東京都港区に完成した
▽多い研修希望者
この施設「クロスロードインスティテュート」は、医療機器会社アボット・バスキュラー・ジャパンが、若手医師の研修や治療技術開発を目的に開設。2次元モデルやシミュレーターを使って、ステントを入れる練習ができる。エックス線画像を見ながらの操作とはいえ、カテーテルを細く分岐した冠動脈の目標の場所に到達させるのは、指先の感覚が頼り。熟練を必要とするだけに、研修希望者は多く「1回当たり10―30人で、8月末から年末まで、週末を中心に10回程度の研修を予定している」と同施設の木田耕司マネジャー。 実際の治療室と同様の装置を備えた部屋もあり、カテーテルを人体モデルに入れる講師の手元の画像とエックス線画像が、別室で見られる。 ▽QOL劇的に向上
ステントそのものも進化している。表面のポリマーに抗がん剤を塗ったステント「タクサス」を、ボストン・サイエンティフィックジャパンが5月に発売した。抗がん剤は、血管の内側の細胞が増殖し再狭窄するのを防ぐのが目的。免疫抑制剤を使い3年前に発売された「サイファー」(ジョンソン・エンド・ジョンソン)に次ぎ、国内では2番目の薬剤溶出ステントだ。 湘南鎌倉総合病院(神奈川県鎌倉市)の斎藤滋・副院長によると、カテーテル治療は30年前に欧州で始まり、1990年代半ばにステントが実用化。薬剤溶出ステントの登場で、患者のQOL(生活の質)は劇的に向上した。 しかし、ステントを入れたことが原因でできる血栓は、完全には防げておらず「初めの3カ月ぐらいで薬剤が切れ、ステントそのものも半年程度で溶けてなくなるものが望ましい」と、斎藤副院長はさらなる進化を期待している。(2007/8/28) +font> |