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昼間に過度の眠気が襲い、仕事中でも食事中でも寝てしまうことがあるナルコレプシー。眠りながらマージャンをしたという作家の阿佐田哲也さんのエピソードが有名だが、治療を受けている患者は、まだ一部という。病状や診療について内山真・日本大教授(精神医学)に聞いた。
―どのようにして診断するのですか。
「ナルコレプシーと診断されるのは、日中に過度の眠気と居眠りがあり、感情の動きで突然に体の力が抜ける情動脱力発作がある場合です。眠気の評価はとても難しく、疲れの結果や、うつ病の症状のこともあるので、客観的な評価法である睡眠潜時反復検査(MSLT)を行います」
―具体的には。
「脳波計をつけてベッドに横になってもらい、眠るまでの時間を測る検査を、二時間おきに4、5回繰り返します。前日に十分に睡眠を取ってもらっているうえ、1回眠ったら20分程度経過を見るため、病気でなければ眠るまでに平均で10分以上かかります。ところがナルコレプシー患者は、平均8分以内に寝入ってしまいます。診断には重要な検査ですが、保険がきかないのが最大の問題です」
―間違われやすい病気はありますか。
「睡眠時無呼吸症候群や、うつ病などです。寝入りばなに現実との区別が付きにくい夢や幻覚を見るため、統合失調症と誤診された20代の男性がいます。情動脱力発作の様子をビデオを見て、筋肉の病気と勘違いした医師もいました。専門医でないと正確に診断できないことがあります」
―どこで診療を受ければいいのでしょう。
「専門は、精神神経科や神経内科などで、睡眠センターなどのある医療機関も増えています。日本睡眠学会
のホームページには、認定医という専門医が掲載されているので、参考にしてください。患者さんらでつくる「なるこ会」
では、病気についての啓発活動なども行っています」
(続)(2007/6/26)
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