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増える過活動ぼうこう |
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高齢社会の到来とともに増えている病気に「過活動ぼうこう」
がある。症状は、急にトイレに行きたくなり我慢できない「尿意切迫感」と、尿を漏らしてしまう「切迫性尿失禁」、何回もトイレに行きたくなる「頻尿」の3つ。お年寄りのQOL(生活の質)を著しく低下させる一因になっている。 ▽比較的新しい疾患 病気として認知されたのは2001年、パリで開かれた尿に関する問題を研究する「国際禁制学会」と、比較的新しい疾患だ。日赤医療センターの本間之夫泌尿器科部長は「以前は年のせいとあきらめる人が多かった。病気として認知されて、治療を受ける人が次第に増えてきた」と説明する。本間部長らが02年に40歳以上の男女1万人以上を対象に実施したアンケートによると、12.4%が過活動ぼうこうで悩んでいることが分かった。このうち半分以上は、失禁を訴えていた。日本には810万人の患者がおり、うち約420万人は失禁で悩んでいると推定されるという。 見逃せないのは、お年寄りほど過活動ぼうこうになりやすい点だ。「40代では5%弱なのに、年齢とともに増えて、80歳以上では40%近くに達する。治療には、ぼうこうの過剰な活動を抑える抗コリン薬が有効で、80%以上は症状が軽減する」と本間部長。 恥ずかしい、と誰にも相談できずに1人で悩んでいるケースも多い。 ▽年だからと、あきらめないで
患者のケアなどを手掛けてきた児玉昌久早稲田大名誉教授は「特に女性はその傾向が強い。1人で悩んでいるうちに、引きこもりがちになってしまう。社会との接点がなくなると、認知症発症などの危険も高まる」と心配する。治療には薬の投与のほか膣(ちつ)や肛門(こうもん)を繰り返し締めたり緩めたりする「骨盤底筋強化体操」を毎日続けることも効果があるという。 「年だからと、あきらめないで自分から体操に取り組むぐらいの姿勢が大切。それぐらい前向きの気持ちになれば、QOLの高い生活を送ることができる」と、児玉名誉教授はアドバイスしている。(2007/6/26) + font> |