| 「赤ちゃんを救え!」 米マイアミ大准教授として子どもの肝臓や小腸の移植医療に携わる加藤友朗医師が「赤ちゃんを救え!」(集英社、1680円)を出版した。「移植病棟24時」シリーズ2作目。日本から受け入れて自身が多臓器移植手術を手掛けた男女2人の赤ちゃんの話が中心だ。 日本人初の6臓器同時移植を受けた大橋陽佑(おおはし・ようすけ)ちゃんと、5臓器の神達彩花(かんだつ・あやか)ちゃん。15歳未満の子どもが脳死で提供者になれない日本では望みはなく、多額の費用を募金で集め渡米した。彩花ちゃんは感染症のため移植5カ月後に亡くなったが、陽佑ちゃんは帰国し順調に成長しているという。 支援の広がりやメディアの反応の変化から「日本でも移植医療の魅力がかなり理解されてきた」手応えを感じるという。日本で一日も早い移植の定着を、との強い願いに貫かれている。 (2007/6/26) |