高脂血症薬が睡眠障害改善


   産業技術総合研究所(茨城県つくば市)と早稲田大は、高脂血症治療薬フィブレートがマウスの睡眠障害を正常に戻す働きがあることが分かったと発表した。睡眠障害や時差ぼけの治療薬の開発につながることが期待される。
 フィブレートは細胞内の特定のタンパク質と結びついて脂質代謝を改善する成分。研究グループは体内時計と食事の関係を調べる中で、このタンパク質が体内時計の調節に関与していることを突き止めた。
 夜行性のマウスにフィブレートを与えると、約2週間後には活動時間帯が約3時間早まった。睡眠障害のマウスに投与すると正常になるが、投与をやめると数日で元に戻ったという。
 産総研の大石勝隆主任研究員は「手軽で画期的な睡眠障害治療薬になるのでは」と話している。(2007/5/15)


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