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独協医大、関西大が新装置 |
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働き盛りの突然死の約60%は、心臓の筋肉に血液を送る動脈に血の塊(血栓)ができ血流が悪くなる虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞(こうそく))が原因とされる。血栓のできやすさを左右する血液の粘度を新装置で調べ、病気の予防や治療法開発につなげようという研究を、徳留省悟独協医大副学長が中心となって横浜みのるクリニック(横浜市)などと共同で進めている。 ▽短時間に高精度に 新装置は、山本秀樹関西大工学部教授と、大村和伸独協医大非常勤講師(法医学)らが共同開発した「落針式血液専用粘度計」。健康診断で使う採血管ほどの大きさの管に、約4・5ミリリットルの血液試料を入れ、その中を落下する針の速さを測ることで血液粘度をはじき出す。原理はインクなどの粘度測定装置と同じだが、血液を短時間で高精度に測れるように工夫、改良したという。血液がサラサラかドロドロかを調べる手法としては、スリットのすき間を通る血液の量を測定する「MC―FAN」が知られている。また、2枚の皿を重ねたような「コーンプレート型容器」の間に血液を入れ、皿を回すのに必要な力で判定する方法もある。 しかし血液はすぐに固まり始めるので、試料を流動させるこれらの方法では抗凝固剤を入れる必要があり「刻々と変化している血液状態を反映した、固まりやすさや血栓のできやすさの指標にはなりにくい」(大村講師)問題点があるという。 ▽さまざまな条件で測定 新装置は、採取した血液を管に入れ針を落とすだけなので短時間で済み、抗凝固処理をしない新鮮な血液を使えるのが最大の利点。重さの異なる針を次々に落下させることで、さまざまな条件で粘度の特性も調べられる。 研究グループは、日常生活の中で虚血性心疾患の危険性が高まる入浴時に注目。入浴前後の血液を新装置で調べたところ入浴後は粘度は10数%上がっていた。一方、抗凝固処理をした血液では、入浴前後の差は分からなかった。 大村講師は「新装置で解析した血液粘度の特性と凝固の相関を示せれば、血栓のできやすさの指標ができるのではないか」と期待。入浴の時間や姿勢、湯の温度、浴槽の深さなどをさまざまに変えて測定し、虚血性心疾患が起きやすい条件や、どうすれば入浴事故を防げるかなどを突き止めたいとしている。(2007/5/8) + font> |